コガネキュウセンは黄色の体色をしたベラの仲間で、観賞魚として人気の高い魚です。
イエローコリスという名前で呼ばれることもあります。
目次
コガネキュウセンについて!
コガネキュウセンは体長12cm程度にまで成長するスズキ目ベラ科ホンベラ属の魚です。
コガネキュウセンは黄色の体色をしており、オスの個体は頭部に青色のラインがあります。
成熟したオスは目の後ろと背鰭の先端付近に黒色の模様があります。
上の個体は幼魚で、メスは上のように背鰭の中央付近に黒色の目玉模様があります。
これはオスに性転換した個体では消失していきます。
食性は肉食で甲殻類や軟体動物などを捕食しています。
和名 | コガネキュウセン |
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学名 | Halichoeres chrysus |
英名 | Canary wrasse |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ベラ科(Labridae) |
属 | ホンベラ属(Halichoeres) |
分布 |
東部インド洋~西部太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁 |
コガネキュウセンはインドネシア、日本、ソロモン諸島など東部インド洋~西部太平洋に生息しています。
国内では駿河湾以南で見ることができます。
他のベラの仲間と同じようにメス⇒オスに性転換する魚です。
身に危険を感じたり夜になると砂の中に潜る習性があります。
食用としては利用されていませんが、観賞魚として飼育されることがあります。
観賞魚として流通する個体は東南アジアから輸入されている物が多く、イエローコリスという名前で流通することが多いです。
コガネキュウセンを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
コガネキュウセンを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所となっています。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
コガネキュウセンと板橋区熱帯環境館
板橋区熱帯環境植物館では併設されているミニ水族館内でコガネキュウセンを展示しています。
板橋区熱帯環境植物館はJAZA加入の施設ではありませんが、ミニ水族館を併設した施設でマイナーな種類も多く展示されている施設となっています。
水槽の数は少ないですが、1つの水槽で10種類以上展示されている水槽がほとんどで見ごたえがあります。
板橋区熱帯環境植物館ではインディアンカナリーラスというコガネキュウセンと見た目が似ている種類が展示されています。
淡水魚と海水魚が展示されており、淡水魚は東南アジアの魚オンリーを展示しているこだわりを感じる水族館となっています。
コガネキュウセンとヨコハマおもしろ水族館
おもしろ水族館ではおもしろ水族館エリアでコガネキュウセンを展示しています。
ヨコハマおもしろ水族館ではコガネキュウセンの幼魚の個体を展示していました。(2020年8月時点)
数字に関する魚を展示しているエリアで展示されており、数字の9とキュウセンを掛け合わせたようです。
コガネキュウセンと東海大海洋博物館
東海大海洋博物館では「きらきら☆ラグーン」エリアにてコガネキュウセンを展示しています。
この水槽ではコガネキュウセンの他にミヤコイシモチ、カモハラギンポ、ヒメアイゴ、シマキンチャクフグ、ノコギリハギなどが展示されています。
写真から見て分かるように、複数の角度から見ることができ照明とガラスが綺麗で非常に観察しやすい水槽となっています。
コガネキュウセンと鳥羽水族館
鳥羽水族館ではエントランスホール内に設置された水槽にてコガネキュウセンを展示しています。
この水槽は幅広で大きく、サンゴ礁で見られるカラフルな魚が数多く展示されています。
水槽が大きく様々な種類が展示されているため、タイミングによっては見つけることができないかもしれません。
コガネキュウセンを展示している水族館の一覧
コガネキュウセンを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所となっています。
サンシャイン水族館 | 八景島シーパラダイス | 上越水族博物館 |
寺泊水族博物館 | 三津シーパラダイス | のとじま水族館 |
碧南水族館 | 名古屋港水族館 | 宮津水族館 |
鳥羽水族館 | 志摩マリンランド | 伊勢シーパラダイス |
大阪海遊館 | 城崎マリンワールド | 姫路水族館 |
しまね海洋館 | 玉野海洋博物館 | 大分マリーンパレス |
美ら海水族館 |
コガネキュウセンは多くの施設で展示されており、 ホンベラ属の中ではキュウセン、ホンベラに次いで多くの施設で展示されています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。