ヒマンチュラ。チャオプラヤは世界最大の淡水魚と言われることもある巨大な淡水エイです。
現在の学名をそのまま読んだウロジムヌス・ポリレピスと呼ばれることもあります。
国内の施設では板橋区熱帯環境植物館でのみ展示されています。(2021年4月まで改修工事予定)
目次
ヒマンチュラ・チャオプラヤについて!
ヒマンチュラ・チャオプラヤは直径で2m近くまで成長し、体重は600kgにもなるトビエイ目アカエイ科イバラエイ属の魚です。
ヒマンチュラ・チャオプラヤは茶色の体色をしており、模様がない地味な見た目をしています。
頭部は先端が尖っており、上から見ると楕円形のような体型をしています。
体の裏側は白色で、まだら模様があります。
食性は肉食で魚類や甲殻類を捕食しています。
和名 | ヒマンチュラ・チャオプラヤ |
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学名 | Urogymnus polylepis |
英名 | Giant freshwater stingray |
目 | トビエイ目(Myliobatiformes) |
科 | アカエイ科(Dasyatidae) |
属 | イバラエイ属(Urogymnus) |
分布 |
東南アジア |
生息環境 | 河川 |
ヒマンチュラ・チャオプラヤはインドネシアとボルネオのいくつかの大型河川に生息しています。
大型の河川の淡水域や汽水域でも見られますが、海を渡っていくかは確認されていません。
泥底や砂底の環境を好み、メスは一度に1~4匹を出産します。(妊娠中の個体が河口で見られることが多いようです。)
現地では食用として利用されている他、釣りの対象魚とされていることにより生息数が減少しています。
繁殖能力が高くなく個体数が回復に時間がかかるため、IUCNでは絶滅危惧種に指定されています。
ヒマンチュラ・チャオプラヤを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ヒマンチュラ・チャオプラヤを展示している施設は板橋区熱帯環境植物館のみとなっています。
ヒマンチュラ・チャオプラヤと板橋区熱帯環境館
板橋区熱帯環境植物館では温室内の水槽にてヒマンチュラ・チャオプラヤを展示しています。
大きな水槽の中で堂々と泳ぐヒマンチュラ・チャオプラヤを観察することができる水槽で、活発に泳ぐ姿を見ることができます。
この水槽ではヒマンチュラ・チャオプラヤの他にアジアアロワナ、カイヤン、パーカーホー、タイガーバルブなどが展示されています。
ヒマンチュラ・チャオプラヤと八景島シーパラダイス(おまけ)
板橋区熱帯環境植物館の改修工事中は八景島シーパラダイスで展示されています。(2020年10月~2021年4月予定)
板橋区熱帯環境館の水槽整備中は八景島シーパラダイスで一時的に飼育されています。
板橋区熱帯環境館と八景島シーパラダイスは管理会社が同じなので、同じ系列の八景島シーパラダイスで一時的に飼育されているのだと思われます。
ここまで
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