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水族館魚図鑑-アリゲーターガー(Atractosteus spatula)

アリゲーターガーは北米大陸の東南部に生息しているガー目の魚で、非公式な記録では3mを超える個体も確認されています。

口がワニのように見えることが英名の「Alligator gar 」の由来となっています。

 

 

アリゲーターガーについて!

アリゲーターガーは体長2m以上に成長するガー目ガー科Atractosteus属の魚です。

ガー目7種類のうち最大種で3mを超える個体も確認されています。

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アリゲーターガーは体を丈夫な鱗で覆われており、吻が突き出てた形状をしています。

体側の模様は個体により個体差があり、口の中には鋭い歯を持ちます。

 

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吻の部分を拡大すると上のようになり、ワニの口のような見た目をしていることから「アリゲーターガー」と呼ばれています。

食性は肉食で魚類や甲殻類等を捕食しています。(大型の個体は鳥類や小型の哺乳類をも捕食することがあります。)

 

和名 アリゲーターガー
学名 Atractosteus spatula
英名 Alligator gar
ガー目(Lepisosteiformes)
ガー科(Lepisosteidae)
Atractosteus属(Atractosteus)
分布

北米大陸東南部

生息環境 淡水、汽水

北米大陸の東南部に生息しており、日本でも観賞魚として飼育されていた個体が捨てられたものが見つかりニュースになったこともあります。

以前は現在よりも多くの範囲に生息していましたが、他の魚を捕食することから駆除された歴史があります。

性的に成熟するのがメスは10年ほどかかりますが、オスは5年ほどで成熟し繁殖可能になります。

メスは一度の産卵で真っ赤な卵を10万個以上を産卵し、これは人間にとっては有毒です。

アリゲーターガーは観賞魚として飼育されることがありましたが、現在は特定外来生物に指定(2018年に指定)されているため無許可での飼育は禁止されています。(水族館等でもガーの仲間を展示している水槽の近くに飼育許可書が掲示されている事が多いです。)

特定外来生物に指定される前は幼魚が安価で流通していました。

現地では食用として利用されている他、大きく成長するため釣りの対象魚とされることがあります。

アリゲーターガーを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

アリゲーターガーを展示しているJAZA加入の施設は14ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

アリゲーターガーと千歳水族館

千歳水族館では世界の淡水魚ゾーンにてアリゲーターガーを展示しています。

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この水槽では千歳水族館の世界の淡水魚ゾーンの中でも大型の魚が展示している水槽で、アリゲーターガーが複数展示されています。

アリゲーターガーの他にタイガーシャベルノーズキャットフィッシュ、レッドテールキャットフィッシュ、メガロドラスを展示しています。

エリア内の他の水槽でトロピカルガーも展示されています。

アリゲーターガーと鳥羽水族館

鳥羽水族館では古代の海エリアにてアリゲーターガーを展示しています。

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鳥羽水族館の古代の海エリアでは名前の通り、昔から姿を変えていない生き物が展示されています。

アリゲーターガーを展示している水槽ではアリゲーターガーのみを展示しており、近くでアリゲーターガーを観察することができます。

このエリアではアリゲーターガーの他にポリプテルスの仲間やオウムガイが2種類、チョウザメ、サメの仲間が展示されています。

アリゲーターガーを展示している施設の一覧

アリゲーターガーを展示しているJAZA加入の施設は14ヵ所です。

千歳水族館 福島海洋科学館 さいたま水族館
しながわ水族館 熱川バナナワニ園 鳥羽水族館
種瀬シーパラダイス 須磨水族園 姫路水族館
桂浜水族館 おさかな館 長崎バイオパーク
ネオパークオキナワ かごしま水族館  

ガー目はLepisosteus属が4種類、Atractosteus属が3種類展示されています。

その中でアリゲーターガーは最も多くの施設で展示されている種類となっています。

逆にトロピカルガー、キューバンガー、フロリダガーの3種類が最も展示施設が少なく各種とも2施設でしか展示されていません。(JAZA加入の施設のみカウント)

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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