札幌円山動物園ではホッキョクグマ館という施設の中でホッキョクグマ、ゴマフアザラシ、ゼニガタアザラシを展示しています。
平成30年に完成した新しい施設で、ホッキョクグマの展示場がメインとサブの2つ、アザラシの放牧場があります。
完成してから時間も経過しておらず、外見も綺麗な施設です。
札幌円山動物園のホッキョクグマ館(ホッキョクグマ)
ホッキョクグマ館のホッキョクグマの展示はメイン放牧場(面積1,400㎡)とサブ放牧場(145㎡)があります。
札幌円山動物園では3頭のホッキョクグマを展示しており、ホッキョクグマは飼育下での繁殖が難しい種類ですが、札幌円山動物園では現在も飼育されているララとデナリの間に8頭もの子供が生まれています。(札幌円山動物園生まれのホッキョクグマは全国各地の動物園で展示されています。)
基本的にはメイン放牧場で展示されており、展示場内には木が疎らに生えた草原っぽい場所や岩場、プールがあります。
放牧場内に様々な環境があり、様々な角度から観察できるように工夫された展示となっています。
ホッキョクグマ館には上の写真のような水中トンネルがあり、トンネルの左側はホッキョクグマのプールで右側がアザラシのプールとなっており、ホッキョクグマとアザラシが同じプールで展示されているようにも見える作りなっています。(写真で見ても左右で色が違うので、仕切られている事が分かります。)
綺麗な作りで元々人が多い場所ですが、水中トンネルからホッキョクグマを見ることができる時は特に混雑します。
サブの放牧場もあり、こちらはホッキョクグマ館の横にありました。(私が訪れた際にはホッキョクグマはいませんでした。)
サブ放牧場の隣にはホッキョクグマを降り越しに見ることができます。(ここで展示されている個体がサブ放牧場に居る姿もタイミングが良ければ見ることができるのだと思われます。)
札幌円山動物園のホッキョクグマ館(アザラシ)
ホッキョクグマ館の中ではアザラシも展示しており、ゴマフアザラシとゼニガタアザラシを見ることができます。
ホッキョクグマ館の入り口を入ると上の写真のようになっており、目の前に見えるガラスからアザラシ達を見ることができます。
アザラシやホッキョクグマに関する資料も多く掲示されており、北極での生活やアザラシとホッキョクグマの関係についても知ることができます。
上のようにガラス面から水中のアザラシを見ることができ、水中トンネルよりは少し曇って見えますが、水中トンネルよりは人が少なくゆっくり見ることができます。
水中には岩の柱が立っており、柱の間からアザラシがこちらを向かってくる姿は非常に良かったです。
ホッキョクグマ館の2階にはアザラシ放牧場とホッキョクグマ放牧場の地上部を見ることができます。
アザラシは水面で病んでいる個体も多く、2階からは近い距離でゆっくりと観察することができます。
ホッキョクグマ館は比較的新しく完成した施設で、モダンな作りで広い放牧場と観察しやすい作りになっている非常にオススメの施設です。
生き物だけではなく、北極に関する資料も多く掲示されているため、ホッキョクグマ・アザラシの生態を知ることができ、地球温暖化などの環境問題について考える機会にもなる点時となっています。
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