今回紹介するのは東山動物園の北園のタカ・ツル・キジゾーンで、アメリカゾーンとサルゾーンの間にあります。
特にコンドルの仲間の展示が充実しており、4種類のコンドルを見ることができます。
タカ・ツル・キジゾーンについて
タカ・ツル・キジゾーンは坂道になっている道路の横に展示ケージが並んでいます。
ツルとキジが展示されている展示場は平面的で、地面を歩いているので観察しやすいです。
タカの仲間が展示されている展示場は高さのある展示場となっており、木や岩でレイアウトされているため、場所によっては見えにくい事もあります。
展示されているタカの紹介!
東山動物園のタカ・ツル・キジゾーンで展示されているタカ目の動物を紹介していきます。
展示されているのはコンドル科に分類されているコンドルの仲間が多く、他の動物園ではあまり見られない珍しい種類も見ることができます。(コンドルだけで4種類が展示さrています。)
展示場は高さのある展示場が多く、木や岩などがレイアウトされており、見えない場所に居る事も多いので、見たい種類がいる場合は時間を置いて何度か見に行く事になるかもしれません!
展示されているタカ目の中で最も綺麗な見た目をしているのが上の写真のダルマワシです。
艶のある黒色の羽毛に覆われており、顔はダルマのように鮮やかな赤色をしています。
嘴は大きく湾曲しており、カッコイイので東山動物園を訪れた際は是非観察してみてください。
上の写真はヒメコンドルという名前のコンドルの仲間で、私が訪れた際には最も活発に動いていたコンドルで、翼を広げる姿や飛んでいる姿も見ることができました。
ヒメという名前がついており、コンドルの中では小型の種類ですが、それでも結構大きく感じます!
腐肉を漁る事もあるため、血肉で羽が固まらないように顔の周りは裸出しています。
他にもクロコンドル、コンドル、トキイロコンドルが展示されていました。
クロコンドルはJAZA加入の施設では東山動物園と天王寺動物園、トキイロコンドルはJAZA加入の施設では東山動物園と平川動物園でのみ展示されています。
隣のゾーンのアメリカエリアではアメリカの国章にも描かれているハクトウワシが展示されています。
展示されているツルの紹介!
タカの仲間に比べるとツルの展示種類は少なく、タンチョウとアネハヅル、クロヅルの3種類のみとなっています。
上の写真はタンチョウというツルの仲間で、日本国内で繁殖を行う唯一の種類です。(日本国内では渡を行う種類を含めると7種類を見ることができるようです。)
頭頂部が赤色になっている事が特長で、頭を下げたタイミングに観察してみてください!
上の写真はアネハヅルという種類で、ツルの中では小型の種類ですが、眼の後端付近からオシャレな毛が生えています。
鳥類の中でも高い位置を飛ぶ種類として知られており、5,000~8,000mもの高度を飛ぶようです。
この他にもクロヅルという灰褐色がかった体毛に覆われた種類も展示されています。
展示されているキジの紹介!
最後に紹介するのはキジの仲間で、タカ・キジに比べると体は小さいですが、派手な見た目をした種類を見ることができます。
上の写真はコサンケイというベトナムの限られた範囲にのみ生息している種類で、ベトナム戦争の影響で個体数が激減しており、世界各地で血統を管理して保護が行われています。
野生個体は2000年以降に確実な記録がなく、既に絶滅している可能性もあります。
オスとメスが同じ展示場で展示されており、上の光沢のある青紫味のある黒色をしており、顔部は赤色をしています。(メスは茶褐色で、オスよりは地味な見た目をしています。)
この他にニジキジ、オオホオカンチョウが展示されています。
ここまで
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