千葉市動物公園の草原ゾーンは千葉市動物公園の中でも面積が広く、展示されている生物も人気種が多く展示されているエリアです。
2020年7月にはブチハイエナとチーターの展示場が新しく作られており、その後もグラントシマウマやアフリカタテガミヤマアラシなど新しい種類の展示も行っています。(チーターに7つ子が誕生した事でニュースにもなりました。)
千葉市動物公園の草原ゾーンについて
千葉市動物公園の草原ゾーンの展示の1部は地形の高低差を生かしてできる限り柵や檻などを使わないパノラマ風の展示を行っています。
千葉市動物公園内で最も面積の広いエリアで、大型種~小型種まで多くの種類を見ることができます。
上の写真はミーアキャットを展示している展示場で、荒野の岩や倒木がレイアウトされた展示場内に多くのミーアキャットが展示されています。
上の写真のように檻や柵は最小限で、展示生物達を直接見ることができる展示が多いのが特徴です。
エリアの中央付近には上の写真のように大きな丘の展示場があり、展示場内にはシタツンガ、ダチョウ、ホオジロカンムリヅル、ハゴロモヅルが展示されています。
同じ展示場内で複数の種類を見ることができる草原ゾーンでは珍しいタイプの展示場となっています。
上の写真はオオカンガルーの群れで、写真のようにケージ越しに展示されている生物も多くいます。
アフリカ、アジア、オーストラリア、南米と様々な地域の動物を見ることができます。
肉食動物や大型の草食動物の展示が目立つエリアではありますが、上の写真のように複数種のフラミンゴやダチョウ、アフリカハゲコウといった大型の鳥類の展示も充実しています。
ここでは3種類のフラミンゴが展示されており、コフラミンゴ、チリーフラミンゴ、ベニイロフラミンゴという異なるフラミンゴを見ることができます。(体色も異なり、並んでいるとグラデーションでより綺麗に見えます。)
ここで紹介した以外にも多くの展示場があり、面積の広い展示場が多いです。
草原ゾーンで展示されている種類
草原ゾーンは施設内で最も大型の動物が展示されているエリアで、人気の高い種類が多く展示されています。
展示されている生物の中からオススメの動物を紹介していきます。
展示されているオススメの草食動物
草原ゾーンに展示されている草食動物の中から個人的にオススメの動物を紹介していきます。
上の写真はアジアゾウで、知名度も人気の高い大型の草食動物です。
私が見ていると地面の砂を救って砂浴びをする姿も見ることができました。
アジアゾウの展示場の隣に展示されているアミメキリンと並んで、エリア内で最も大型の動物の1種です。
上の写真はアジアゾウの展示場の隣で展示されているアミメキリンです。
日本で展示されているキリンのほとんどがアミメキリンで、数施設でマサイキリンという種類が展示されています。
こちらの展示場も柵や檻越しではなく、直接見ることができる展示となっています。
檻越しではなく、直接見る事ができるのでキリンの大きさを感じやすいと思います。
上の写真はシロオリックスというオリックスの仲間で、湾曲した非常に長い角が特徴の動物です。
オリックスの仲間を展示している施設は多くなく、千葉市動物公園では直接見ることができるのでオススメの展示となっています。
シロオリックスは野生個体が1度絶滅した動物として知られており、飼育下で繁殖させた個体を野生に戻す試みも進められており、一部地域では再導入されています。(日本では多摩動物公園が初めて繁殖に成功しています。)
上の写真はミーアキャットという知名度も人気も高い小型の動物で、雑食性ですがここで紹介しています。
家族で群れを作り、巣穴を掘って住処としています。 ミーアキャットは2本の足と尾で立ちあがって周囲を警戒する姿が有名です。
展示場のレイアウトも荒野のような変わったレイアウトになっており、レイアウトだけでも面白い展示場となっています。(立ち上がる姿は見られませんでした)
展示されているオススメの肉食動物
続いては子供からの人気も高い肉食動物達を紹介していきます。
2020年7月に新しくチータ用の展示場が公開され、チーターの展示が開始されました。
展示場はケージに囲まれていますが、チーターが走れるように広い作りになっており、コロナ対策で現在は中止していますが。「チーターラン」というチーターが疑似餌を追いかける姿を見る事ができるイベントも実施されています。
2021年6月には6頭の子どもを出産し、SNSやニュースでも度々話題になっています。(千葉市動物公園のTwitterで頻繁に取り上げられており、可愛らしい姿を見ることができます。)
動物園の公式アカウントの中でTwitterの更新頻度が高く、動物好きにはオススメのアカウントの1つです!
隣の展示場ではチーターと同じタイミングで展示が開始されたブチハイエナが展示されています。
千葉市動物公園では屋外と屋内の2つのライオンの展示場があり、私が訪れた際はどちらの展示場でもオスのライオンが展示されていました。
ライオンは子どもからも人気の高い動物ですが、上の写真のように寝ている事の方が多く、動き回る姿は意外とレアです!
屋内展示場の方が近くで見ることができるため、寝ている際は屋内展示場の方が観察しやすいです。
展示されているオススメの鳥類
最後に紹介するのは草原ゾーンで展示されている鳥類です。
大型の草食動物や肉食獣に比べると地味かもしれませんが、面白い種類が多く展示されています。
上の写真はホオジロカンムリヅルというツルの仲間で、アフリカ大陸南部に生息している種類です。
ホオジロカンムリヅリはシタツンガやダチョウなどと同じ展示場で展示されており、派手な冠羽から非常にオススメの種類です。 同じ展示場内には面白い種類が多く展示されているので、是非全種類探してみてください。(丘状になっているので、様々な角度から見て探してみてください。)
上の写真はアフリカハゲコウというコウノトリの仲間で、ハゲワシと同じように腐肉を主食としており、腐肉を食べる種類に共通している頭部の羽毛がないという特徴があります。(血肉で羽毛が固まらないようにするため)
大きな嘴と頭部に怪我をしたような見た目をしている怖い見た目をした種類で、展示されている施設も少ないので訪れた際は是非観察してみてください。
この他にもダチョウやハゴロモヅル、コフラミンゴ、チリーフラミンゴ、ベニイロフラミンゴなど見た目も綺麗な種類や大型の種類が多く展示されています。
千葉市動物公園の草原ゾーンでは人気の高い動物が多く展示されている施設内でも人気の高いエリアです。
珍しい種類も多いので、是非ゆっくり観察していただきたいエリアとなっています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。