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甲殻類図鑑-ヒラリーカエルガメ(Phrynops hilarii)

ヒラリーカエルガメはカエルガメの中で最大種であり、最も多くの施設で展示されているカエルガメの仲間です。

ペットとして流通することがあり、国内でも温かい地域では野外でも飼育できるようです。

 

 

ヒラリーカエルガメについて!

ヒラリーカエルガメは甲長40cm程度にまで成長するカメ目ヘビクビガメ科カエルガメ属のカメです。

カエルガメの仲間では最大種とされています。

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ヒラリーカエルガメは色は褐色系の地味な色をしていますが、顔はカエルのような顔をしています。

下あごに1対の突起があり、首が長いため真っすぐ引っ込めることができずに折りたたむようにして頭を隠します。

指の隙間には水かきがあり、多くの時間を水の中や水面に浮かんで呼吸したりしています。

食性は肉食で魚や両生類、昆虫、甲殻類などを捕食しています。

 

和名 ヒラリーカエルガメ
学名 Phrynops hilarii
英名 Hilare's toad-headed turtle
カメ目(Testudines)
ヘビクビガメ科(Chelidae)
カエルガメ属(Phrynops)
分布

南米大陸南部

生息環境 湖沼

ヒラリーカエルガメはアルゼンチン北部、ウルグアイ、ブラジル南部、パラグアイ等の南米大陸の沼や湖に生息しています。

ヒラリーカエルガメはペットとして流通することがあり流通している個体の多くは繁殖個体です。

丈夫なカメで温暖な地域では屋外で飼育することも可能なようです。

人工飼料にも良く慣れ、飼育しやすいカメですが成長が早く大型に成長するので注意が必要です。(寿命も長く40年程度生きると言われています。)

ヒラリーカエルガメを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年9月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ヒラリーカエルガメを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所となっています。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載されています。

ヒラリーカエルガメとサンシャイン水族館

サンシャイン水族館ではアマゾンの大河水槽にてヒラリーカエルガメを展示しています。

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サンシャイン水族館のアマゾンの大河水槽では1匹だけ展示されており、私が見た時は水面近くでじっとしていました。

この水槽ではアマゾン川流域に生息する中型~大型の生物が展示されており、シルバーアロワナやドラドなどが展示されています。

体色は派手ではななく、水槽も大きいので見つけるのは難しいかもしれませんが是非探してみてください。

ヒラリーカエルガメを展示している水族館の一覧

ヒラリーカエルガメを展示しているJAZA加入の施設は10ヵ所となっています。

登別ニクス 八木山動物公園 かみね動物園
サンシャイン水族館 いしかわ動物園 富士水族館
鳥羽水族館 伊勢シーパラダイス 須磨水族園
のいち動物公園    

JAZA加入の施設で展示されているカエルガメの仲間は全部で4種類ですが、その中で最も多くの施設で展示されている種類です。

ヒラリーカエルガメ以外の3種類はジェフロアカエルガメ(1施設)、ヒメカエルガメ(2施設)、ナスータカエルガメ(2施設)となっています。(2020年9月時点)

ヒラリーカエルガメを展示している施設は東日本に多く、西日本ではあまり見られず九州の施設では展示されていません。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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