ムツアシガメは後脚と尾の間にある棘状の突起が脚に見えた事が名前の由来になっているリクガメの仲間です。
ムツアシガメについて!
ムツアシガメは甲羅長60cm程度にまで成長するカメ目リクガメ科ムツアシガメ属のカメです。
上の写真はビルマムツアシガメです。
ムツアシガメはやや盛り上がった背甲を持ち、黒色や褐色をしています。
幼体では縁甲板が反り返っていますが、成長につれ反り返りが無くなります。
後脚と尾の間に棘状の鱗があり、これが脚に見えることが名前の由来になっています。
食性は植物食傾向の強い雑食で果実、キノコ、昆虫、貝類などを捕食しています。
和名 | ムツアシガメ |
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学名 | Manouria emys |
英名 | Asian brown tortoise |
目 | カメ目(Testudines) |
科 | リクガメ科(Testudinidae) |
属 | ムツアシガメ属(Manouria) |
分布 |
インド北東部、スマトラ島、ボルネオ島 タイ、バングラディッシュなど |
生息環境 | 森林 |
ムツアシガメは2亜種に分けられています。
・スマトラムツアシガメ(Manouria emys emys)
スマトラ島、ボルネオ島、タイ南西部、マレーシア
・ビルマムツアシガメ(Manouria emys phayrei)
インド北東部、タイ北部、バングラディッシュ東部、ミャンマー
亜種ごとの分布域は上記のようになっています。
ビルマムツアシガメの方が大型に成長し、アジアで見られるリクガメとしては最大種となります。
卵を産卵した後に卵の上に塚を作る習性があり、産卵した卵の上に植物や腐植物を積み上げます。
日本ではペットとして飼育されることがありますが、流通量は少ないです。
ムツアシガメを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ムツアシガメを展示しているJAZA加入の施設は9ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ムツアシガメと板橋区熱帯環境植物館(ビルマムツアシガメ)
板橋区熱帯環境植物館では温室内にてムツアシガメを展示しています。
板橋区熱帯環境植物館は温室とミニ水族館を備えた施設で、温室内でムツアシガメを見ることができます。
知名度は高くない施設ですが、ミニ水族館でも珍しい種類が多く展示されているオススメの施設です。
ムツアシガメを展示している施設の一覧
ムツアシガメを展示しているJAZA加入の施設は9ヵ所です。
大森山動物園 | 埼玉こども動物公園 | 野毛山動物園 |
サンシャイン水族館 | 東山動物園 | 安佐動物公園 |
徳山動物園 | 海の中道動物の森 | 沖縄こどもの国 |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。