ボルネオカワガメはイシガメ科最大の種類で、甲羅長80cm、重量50kg以上に成長する個体もいます。
現地では食用や漢方薬の原料として利用されています。
ボルネオカワガメについて!
ボルネオカワガメは甲羅長80cm以上に成長するカメ目イシガメ科ボルネオカワガメ属のカメです。
ボルネオカワガメ属は本種のみで構成されます。
ボルネオカワガメは名前の通り、水中での生活に適応した形状をしています。
甲羅は低く、指の間には水かきが発達しており、泳ぎやすい体型をしています。
頭部は大きく、吻先がやや突出しています。
食性は雑食で甲殻類、貝類、爬虫類、果実などを捕食しています。
顎の力が強く、他のカメを捕食しすることもあります。
和名 | ボルネオカワガメ |
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学名 | Orlitia borneensis |
英名 | Bornean river turtle |
目 | カメ目(Testudines) |
科 | イシガメ科(Geoemydidae) |
属 | ボルネオカワガメ属(Orlitia) |
分布 |
スマトラ島、ボルネオ島、マレーシア |
生息環境 | 河川、湖沼、汽水 |
ボルネオカワガメはスマトラ島、ボルネオ島、マレーシアに分布しています。
河川や湖沼の緩やかな流れがある環境を好みます。
現地では食用として利用される他、漢方薬の原料としても利用されています。
生息環境の開発や乱獲により生息数は減少しており、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。
ワシントン条約付属書Ⅱに掲載されており、日本では極稀に流通します。
ボルネオカワガメを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ボルネオカワガメを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ボルネオカワガメと板橋区熱帯環境館
板橋区熱帯環境植物館では温室内の水槽にてボルネオカワガメを展示しています。
板橋区熱帯環境植物館は大型の淡水魚水槽を設置しており、世界最大の淡水エイ「ヒマンチュラ・チャオプラヤ」が展示されている水槽の中で、ボルネオカワガメも展示されています。
この水槽ではボルネオカワガメの他にヒマンチュラ・チャオプラヤ、アジアアロワナ、パーカーホー、タイガーバルブ、シルバーバルブ、カイヤン、プンティウス・フィラメントススなどが展示されています。
ボルネオカワガメを展示している施設の一覧
ボルネオカワガメを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
旭山動物園 | 鳥羽水族館 |
JAZA加入の施設ではありませんが、板橋区熱帯環境植物館でも展示されていました。(2020年9月)
ここまで
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