カミツキガメは日本にも定着している水域のある大型のカメで、ニュースになる事も多いです。
2005年に特定外来に指定されているため、無許可での飼育・輸送などを禁止されています。
目次
カミツキガメについて!
カミツキガメは甲羅長50cm程度にまで成長するカメ目カミツキガメ科カミツキガメ属のカメです。
カミツキガメは大型に成長するカメで、産卵期を除いてほとんどを水中で生活します。
柔軟に動く首を持っている事が種小名の「serpentina」の由来になっています。(serpentinaはヘビのようなの意味)
カミツキガメは見た目に合わず、俊敏に動くことができ、特に首は長く柔軟なため、届く範囲も広いです。
大型の種類で、顎の力も非常に強く、人間の指を簡単に噛み千切るくらいの力があります。
食性は雑食で甲殻類、魚類、爬虫類、哺乳類等を捕食しています。
和名 | カミツキガメ |
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学名 | Chelydra serpentina |
英名 | Common snapping turtle |
目 | カメ目(Testudines) |
科 | カミツキガメ科(Chelidridae) |
属 | カミツキガメ属(Chelydra) |
分布 | 北米大陸~南米大陸北部 |
生息環境 | 河川、池沼、汽水 |
カミツキガメは北米大陸~南米大陸北部に生息しており、4亜種に分けられます。
・ホクベイカミツキガメ
アメリカの中部~南部、カナダの南部
・ナンベイカミツキガメ
エクアドル、コスタリカ、コロンビア等
・フロリダカミツキガメ
フロリダ半島
・チュウベイカミツキガメ
グアテマラ、メキシコ、ベリーズ西部など
食用として利用することができ、スープに使わることがあるようです。
日本でも一部水系で定着しており、特に印旛沼水系は個体数が多く有名です。(日本にはホクベイカミツキガメを)
日本では「日本の侵略的外来種ワースト100」に指定されています。
体が大きく、凶暴な見た目をしていますが、自分よりも大型の生物である人間に対して積極的に攻撃する事はないため、歩いている最中に気が付かずに足を噛まれたケースは報告されていないようです。(もちろん、触ろうとすると噛まれたケースはあります。)
カミツキガメを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
カミツキガメを展示しているJAZA加入の施設は30ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
カミツキガメと登別ニクス
登別ニクスでは陸族館にてカミツキガメを展示しています。
登別ニクスで展示されている個体は活発に動く個体で、水槽の前で動く姿を見ることができました。
展示されている個体はやや小型でした。
隣の水槽では更に大型のワニガメが展示されています。
カミツキガメと井の頭自然文化園
井の頭自然文化園では水生物館にてカミツキガメを展示しています。
井の頭自然文化園では巨大なカミツキガメを展示しており、展示されている個体は井の頭自然文化園内の水路で捕獲された個体です。
2009年の捕獲時点で甲羅長が37cm、体重が13.4kgもあったようです。
この水槽ではカミツキガメの他にギンブナなどが展示されています。
カミツキガメと東山動物園
東山動物園では自然動物館の2Fにてカミツキガメを展示しています。
東山動物園の自然動物館の2Fは非常に充実した爬虫類・両生類の展示が行われています。
東山動物園ではカミツキガメよりも大型に成長するワニガメも展示されています。
カミツキガメを展示している施設の一覧
カミツキガメを展示しているJAZA加入の施設は30ヵ所です。
サンピアザ水族館 | 登別ニクス | 八木山動物公園 |
男鹿水族館 | 宇都宮水族館 | かねみ動物園 |
東武動物公園 | 井の頭自然文化園 | 江戸川区自然動物園 |
野毛山動物園 | さいたま水族館 | いしかわ動物園 |
小諸動物園 | 茶臼山動物園 | 日本平動物園 |
東山動物園 | 寺泊水族博物館 | 天王寺動物園 |
鳥羽水族館 | 志摩マリンランド | 須磨水族園 |
姫路水族館 | 池田動物園 | 安佐動物公園 |
桂浜水族館 | 到津の森公園 | 大牟田動物園 |
熊本市動植物園 | ネオパークオキナワ | 大分マリーンパレス |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。