コウヒロナガクビガメは幅広い甲羅を持つヘビクビガメの仲間で、日本では稀にペットとして輸入されます。
コウヒロナガクビガメについて!
コウヒロナガクビガメは甲羅長45cm以上に成長するカメ目ヘビクビガメ科オオナガクビガメ属のカメです。
ヘビクビガメ科の中でも最大種と言われています。
コウヒロナガクビガメは名前の通り、長い首を持つヘビクビガメ科のカメで、甲羅の形が幅広く円形に近い事が名前の由来となっています。
成体はキールが発達しており、前から見ると三角形にも見えます。(幼体は滑らかです。)
背甲は黒色や茶褐色をしており、腹甲は淡色をしています。
水かきが発達しており、水中に生活に適応しています。
食性は肉食で両生類、魚類、甲殻類、貝類などを捕食しています。
和名 | コウヒロナガクビガメ |
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学名 | Macrochelodina expansa |
英名 | Broad-shelled turtle |
目 | カメ目(Testudines) |
科 | ヘビクビガメ科(Chelidae) |
属 | オオナガクビガメ属(Macrochelodina) |
分布 | オーストラリア固有種 |
生息環境 | 河川、池沼 |
コウヒロナガクビガメはオーストラリアのクイーンズランド州南部、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州などに分布しているオーストラリア固有種です。
水草が生えている河川や池沼などに生息しています。
泥の中で雨が降って水位が上がるまで長期間の夏眠を行う事があるようです。
メスは約20cm程度の巣を作って、その中に卵を産卵します。
日本にはペットとして輸入される事があり、海外でのブリード個体が稀に流通します。(オーストラリアでは野生動物の輸出を禁止しているため)
コウヒロナガクビガメを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
コウヒロナガクビガメを展示しているJAZA加入の施設は円山動物園のみとなっています。
コウヒロナガクビガメを展示している施設の一覧
円山動物園では爬虫類・両生類館にてコウヒロナガクビガメを展示しています。
爬虫類・両生類館では幅広の水槽でコウヒロナガクビガメを展示しており、私が訪れた際は活発に泳ぐ姿も見ることができました。
JAZA加入の施設では唯一コウヒロナガクビガメを展示している施設です。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。