マタマタは南米大陸南部に生息しているヘビクビガメ科のカメで、ユニークな見た目から知名度も高いです。
日本ではペットとして飼育される事がありますが、流通量は少なく高価です。
マタマタについて!
マタマタは甲羅長45cm程度にまで成長するカメ目ヘビクビガメ科マタマタ属のカメです。
マタマタ属は本種のみで構成されています。
マタマタは茶褐色の背甲をしており、背甲の表面は凸凹としています。
特徴的な形状をした頭部をしており、吻先が突き出ています。(首元にヒラヒラとした突起があり、子魚やエビなどを誘い込む事があると言われています。)
「マタマタ」とは先住民族の言葉で「皮膚」という意味です。
食性は肉食で甲殻類や魚類を捕食しています。
巨大な口を持っており、水深の浅い場所に獲物を追い込み、前足を使って逃げられないようにして水ごと吸い込んで捕食する事もあります。
和名 | マタマタ |
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学名 | Chelus fimbriatus |
英名 | Matamata |
目 | カメ目(Testudines) |
科 | ヘビクビガメ科(Chelidae) |
属 | マタマタ属(Chelus) |
分布 |
エクアドル、ガイアナ、スリナム ブラジル北部、コロンビア南部など |
生息環境 | 河川、沼地 |
マタマタはエクアドル、ガイアナ、コロンビア東部、ブラジル北部など南米大陸南部で分布しています。
流れの緩やかな河川や池、沼地などに生息しており、鼻を水面から出せるような水深の浅い場所を好みます。
ユニークな見た目からペットとして飼育される事があり、飼育下での繁殖例が少なく野生個体が流通する事がほとんどです。
活動量が他の大型のカメに比べると少なく、飼育スペースも他の大型の水棲カメに比べると狭くても良いとされています。
マタマタを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
マタマタを展示しているJAZA加入の施設は6ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
マタマタと登別マリンパークニクス
登別マリンパークニクスでは陸族館にてマタマタを展示しています。
登別マリンパークニクスでは上のような水槽でマタマタを展示しており、ほとんど動くことがありませんでした。
陸族館内が暗く、全体的にやや見にくいかもしれません。
陸族館ではマタマタの他にカミツキガメ、ワニガメ、ミナミインドハコスッポンなどが展示されています。
マタマタと東山動物園
東山動物園では自然動物館にてマタマタを展示しています。
自然動物館では1Fは夜行性の動物を展示しており、2Fでは爬虫類・両生類を展示しています。
上のようなレイアウトが複雑な水槽でマタマタを展示しており、展示されている個体は大きくありませんでした。
マタマタの他にも多くのカメを展示しており、他ではほとんど見られないような珍しい種類も展示されています。
マタマタを展示している施設の一覧
マタマタを展示しているJAZA加入の施設は6ヵ所です。
登別ニクス | いしかわ動物園 | 東山動物園 |
須磨水族園 | とべ動物園 | 桂浜水族館 |
ユニークな見た目をしたカメとして知名度の高いカメですが、展示している施設はあまり多くありません。
ここまで
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