マコードナガクビガメはインドネシアのロテ島固有種で、日本ではブリード個体がペットとして流通することがあります。
マコードナガクビガメについて!
マコードナガクビガメは甲羅長20cm程度にまで成長するカメ目ヘビクビガメ科ナガクビガメ属のカメです。
マコードナガクビガメは背甲は黒色や褐色をしており、皺が入る個体が多いです。
ナガクビガメ属の中では首がやや短かく、頭部と首は背側が黒色で腹側が灰色です。
顔を正面から見ると上の写真のようになり、顔つきはチリメンナガクビガメなどと似ています。
食性は肉食で魚類や甲殻類を捕食しています。
和名 | マコードナガクビガメ |
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学名 | Chelodina mccordi |
英名 | Roti Island snake-necked turtle |
目 | カメ目(Testudines) |
科 | ヘビクビガメ科(Chelidae) |
属 | ナガクビガメ属(Chelodina) |
分布 | インドネシアのロテ島 |
生息環境 | 湖 |
マコードナガクビガメはインドネシアのロテ島固有種です。
2007年にヒガシマコードナガクビガメ、ニシマコードナガクビガメの2亜種に分類されました。
1997年にはインドネシアで輸出の規制、2005年にはワシントン条約付属書Ⅱに掲載されました。
規制以前に食用やペット用に乱獲された事により生息数は激減しており、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。
日本では規制以前は野生個体が流通しており、規制後はブリードされた個体が少数流通しています。(亜種に分類されたのが最近で、区別されていないため、飼育される個体は交雑した個体も見られるようです。)
マコードナガクビガメを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
マコードナガクビガメを展示しているJAZA加入の施設は東山動物園のみとなっています。
JAZAには記載されていませんが、名古屋港水族館でも展示されていました。(2020年10月時点)
マコードナガクビガメと東山動物園
東山動物園では自然動物館にてマコードナガクビガメを展示しています。
東山動物園の自然動物館は1Fで夜行性の動物、2Fで爬虫類・両生類を展示しています。
私が訪れた際は上のようにガラス近くでこちらを見つめていました。
自然動物館の2Fでの爬虫類の展示が非常に充実しており、珍しい種類も多いので爬虫類が好きな方にもオススメです。
マコードナガクビガメと名古屋港水族館
名古屋港水族館ではオーストラリアの水辺エリアにてマコードナガクビガメを展示しています。
名古屋港水族館では上のような幅広の大型水槽でマコードナガクビガメを展示しており、本種以外にも数種類のカメが一緒に展示されています。
同じ水槽には同じナガクビガメ属のチリメンナガクビガメが展示されているので、見分ける必要があります。
この水槽ではマコードナガクビガメの他にスッポンモドキ、チリメンナガクビガメ、ニシキマゲクビガメ、ノーザンバラムンディ、テッポウウオなどが展示されています。
ここまで
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