オオアナコンダは最大9mまで成長すると言われている世界最大のヘビの1種です。
体重も重く、陸上では俊敏に動くことができないため、主に水中で生活しています。
オオアナコンダについて!
オオアナコンダは体長6m以上に成長する有隣目ボア科アナコンダ属のヘビです。
オオアナコンダはアミメニシキヘビと並び、世界最大のヘビとして知られています。
オオアナコンダは緑褐色、茶褐色の体色をしており、側面に暗色や黄褐色の斑紋が並んでいます。
目は上向きで、鼻孔は背面側に付いています。(水中から呼吸しやすくするためだと考えられます。)
大きな体をしており、陸上では動きが緩慢なため、上のように水中にいる事が多いです。(水中呼吸はできないため、定期的に水面に顔を出します。)
上の写真のように水面から頭部を少しだけ出して呼吸する事ができます。
食性は肉食で魚類、鳥類、両生類、爬虫類、哺乳類等を捕食しています。
水中で獲物を待ち構え、噛みついた後に体で締め付けてから捕食します。(人間への危険性も高い種類で、人間を襲った記録も多いです。)
和名 | オオアナコンダ |
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学名 | Eunectes murinus |
英名 | Green anaconda |
目 | 有隣目(Squamata) |
科 | ボア科(Boidae) |
属 | アナコンダ属(Eunectes) |
分布 | 南米大陸北部 |
生息環境 | 熱帯雨林 |
オオアナコンダはアマゾン川流域などの南米大陸北部に分布しています。
熱帯雨林の水場近くに生息しており、成体は水中で生活する事が多いです。
繁殖期になると1匹のメスをめぐり、複数のオスが集まって他のオスと闘う事があります。
卵胎生で、平均で一度に20~40個の卵を産卵するようです。
交尾するオスがいない場合、飼育下の個体が単為繁殖した記録もあります。
日本では特定動物に指定されており、新しく飼育する事は禁止されています。
オオアナコンダを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
オオアナコンダを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
オオアナコンダと登別ニクス
登別ニクスでは陸族館にてオオアナコンダを展示しています。
登別ニクスでは上のように水場が設置された水槽でオオアナコンダを展示しており、水場が幅広でガラス面の近くでオオアナコンダを見ることができます。
登別ニクスの陸族館ではオオアナコンダの他にボールニシキヘビ、プエーブラミルクヘビ、アカスマトラニシキヘビ、コーンスネークなどが展示されています。
オオアナコンダと東山動物園
東山動物園では自然動物館にてオオアナコンダを展示しています。
東山動物園の自然動物館では上のように大きな水槽の中でオオアナコンダを展示しており、大型の個体を見ることができます。
東山動物園ではアフリカニシキヘビ、カーペットニシキヘビ、ビルマニシキヘビ、ボールニシキヘビなどの大型種が展示されています。
オオアナコンダを展示している施設の一覧
オオアナコンダを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
円山動物園 | 登別ニクス | 日本平動物園 |
東山動物園 | 須磨水族園 |
オオアナコンダは世界最大のヘビと言われている種類の1つで、大きな水場を持つ水槽の中で展示されている事が多いです。
ここまで
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