インドシナウォータードラゴンは中国西部、タイ、ベトナムに分布しているトカゲで、日本にはペットとして輸入される事があります。
目次
インドシナウォータードラゴンについて!
インドシナウォータードラゴンは全長90cm程度にまで成長する有隣目アガマ科ウォータードラゴン属のトカゲです。
インドシナウォータードラゴンは緑色の体色をしていますが、環境に応じて体色を少し変化させることができます。
下顎には大きな鱗があり、下唇板との間には小さな鱗が並んでいます。
地上を後肢の2本脚で走る事ができます。(外敵に逃げる際に二本足で走って逃げる事があります。)
オスの個体は鬣状の鱗(クレスト)が発達しますが、メスや幼体はクレストが発達しません。
体に対して長い尾を持っており、黒と白の縞模様をしています。
食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫、爬虫類、鳥類、果実等を捕食しています。
和名 | インドシナウォータードラゴン |
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学名 | Physignathus cocincinus |
英名 | Chinese water dragons |
目 | 有隣目(Squamata) |
科 | アガマ科(Agamidae) |
属 | ウォータードラゴン属(Physignathus) |
分布 | 中国南部、タイ、ベトナム |
生息環境 | 森林 |
インドシナウォータードラゴンは中国南部、タイ、ベトナムに分布しています。
水辺近くの森林に生息しており、樹上にいる事が多いですが、外敵から襲われた場合に水中に逃げる事もあります。
一度に5~15個程度を産卵し、約3ヵ月で孵化します。
日本にはペットとして輸入される事があり、活動的な種類なため、大型のケージが必要になります。
インドシナウォータードラゴンを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
インドシナウォータードラゴンを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
インドシナウォータードラゴンと足立区生物園
足立区生物園では観察展示室にてインドシナウォータードラゴンを展示しています。
足立区生物園では上のように水辺と倒木でレイアウトされた水槽でインドシナウォータードラゴンを展示しており、ガラス面の近くで休んでいる事も多く観察しやすい展示でした。
この水槽ではインドシナウォータードラゴンの他にカロリナハコガメ、ヤエヤマイシガメ、ジャイアントダニオを展示しています。
足立区生物園は知名度の高くない施設ですが、リーズナブルな価格で哺乳類、魚類、爬虫類、両生類、虫類など幅広い生物を見ることが展示されている施設です。
インドシナウォータードラゴンと東山動物園
東山動物園では自然動物館にてインドシナウォータードラゴンを展示しています。
東山動物園では上のように複数の個体が展示されており、動いている姿を観察しやすい展示となっています。
自然動物館ではインドシナウォータードラゴンの他にアルマジロトカゲ、グリーンイグアナ、アメリカドクトカゲ、レッドテグー、ケイマンイワイグアナ、エボシカメレオン、パンサーカメレオン、フトアゴヒゲトカゲなどのトカゲ亜目が展示されています。
トカゲの他にもカメやワニ、ヘビや両生類など、多くの種類が展示されています。
インドシナウォータードラゴンを展示している施設の一覧
インドシナウォータードラゴンを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。
かみね動物園 | 足立区生物園 | 沖縄こどもの国 |
東山動物園でも展示されているのを確認しました。(2020年10月時点)
ここまで
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