広告 水族館魚図鑑-タコ

水族館魚図鑑-ツノモチダコ(Octopus tenuicirrus)

ツノモチダコは深海に生息しているマダコの仲間で、眼の上にある突起が名前の由来となっています。

伊豆周辺では「トロダコ」という名前で食用として流通しています。


ツノモチダコについて!

ツノモチダコは最大で40cm程度にまで成長するタコ目(八腕目)マダコ科マダコ属のタコの仲間です。

上の写真では見にくいですが、眼の上の部分に2本の角のような突起があるのが名前の由来となっています。

体色はマダコと同じような茶褐色系で、裏側はマダコと同じように白っぽいです。

一般的なタコの仲間と比べると体の大きさに対して眼が大きいのが特徴的で、エイリアンのようにも見えます。

和名ツノモチダコ
学名Octopus tenuicirrus
英名
タコ目(Octopoda)
マダコ科(Octopodidae)
マダコ属(Octopus)
分布
生息環境深海

水深約200~400mの深い環境に生息しているためか、詳しい生態はあまり分かっていません

伊豆半島付近では「トロダコ」という名称で流通しており、他のタコと比べると柔らかい身が人気の食用のようです。

水族館で展示されている事もありますが、長期の飼育は難しいのかずっと展示しているような施設は少ないです。

ツノモチダコを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

ツノモチダコを展示しているJAZA加入の施設は海の中道マリンワールドのみとなっています。

JAZA加入の施設ではありませんが、沼津深海水族館でも展示されていました。(2020年10月時点)

ツノモチダコと海の中道マリンワールド

海の中道マリンワールドでは九州の深海エリアてにツノモチダコを展示しています。

マリンワールド海の中道では上のような赤色のライトで照らされた水槽の中でツノモチダコを展示しており、同じ水槽の中でオキナエビとダーリアイソギンチャクが展示されています。

ライトに色が付いているため、本来の色が見にくいですが、近くで見ることができるので名前の由来になっている棘も見ることができると思います!

九州の深海エリアでは多くの深海魚の標本も展示されており、ヘラザメやアカギンザメ、鎧イタチウオなど変わった深海魚の標本を見ることができます!(オススメ)

ツノモチダコと沼津深海水族館

沼津深海水族館では1階の展示エリアでツノモチダコを展示しています。

沼津深海水族館では上のようにクリアな状態でツノモチダコを見ることができます。

沼津深海水族館は深海魚に力を入れている水族館で、ツノモチダコを採取しやすい位置にあるため、展示されている確率が高いかもしれません。


ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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