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水族館魚図鑑-カギノテクラゲ(Gonionemus vertens)

カギノテクラゲは一般的にイメージされる表層部分を漂うクラゲとは異なり、岩や海藻などに掴まって一定の場所に留まるクラゲです。

強い神経毒を持ち、刺されると40度近い発熱や頭痛、吐き気、痙攣などを引き起こす可能性があります。

カギノテクラゲについて!

カギノテクラゲは傘の直径は2cm程度にまで成長する淡水クラゲ目ハナガサクラゲ科カギノテクラゲ属のクラゲです。

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カギノテクラゲは茶褐色の体色で、曲がった触手を最大100本程度持っています。

触手を使って海藻や岩などに掴まって一定の場所に留まることができます。

十字の生殖腺が透けて見えており、色で性別が分かるようです。(オスの方が色が薄いようです。)

強い毒を持っており、魚類や動物プランクトン等を捕食しています。

和名 カギノテクラゲ
学名 Gonionemus vertens
英名
淡水クラゲ目(Limnomedusae)
ハナガサクラゲ科(Olindiidae)
カギノテクラゲ属(Gonionemus)
分布 太平洋、大西洋
生息環境 岩礁

カギノテクラゲは南カリフォルニア~日本海などの太平洋、地中海~ノースカロイナ州など大西洋に生息しています。

国内では日本海側で見られ、夏場に多く見られます。

腕のような触手を使って岩などに掴まることができます。

太平洋側の個体は強い毒を持ちますが、大西洋側の個体は無毒だと言われています。

神経毒が強く、刺されると吐き気や痙攣などを引き起こすこともあります。

カギノテクラゲを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

カギノテクラゲを展示しているJAZA加入の施設は7ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

カギノテクラゲと新江ノ島水族館

新江ノ島水族館ではクラゲサイエンスにてカギノテクラゲを展示しています。

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カギノテクラゲが展示されている水槽では、カギノテクラゲが掴まれるようなレイアウトで展示されていました。

クラゲサイエンスではカギノテクラゲのような数cmの小さなクラゲを多く展示しており、ここでしか見られないようなクラゲも展示されています。

カギノテクラゲを展示している施設の一覧

カギノテクラゲを展示しているJAZA加入の施設は7ヵ所です。

加茂水族館 寺泊水族博物館 越前松島水族館
京都水族館 志摩マリンランド 大分マリーンパレス
かごしま水族館

JAZA加入の施設ではありませんが、新江ノ島水族館でも展示されています。

コモチカギノテクラゲという名前の似ているクラゲが鴨川シーワールドと新潟市水族館で展示されています。

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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