シドニーシーホースは国内ではほとんど見ることができない珍しいタツノオトシゴで、名前の通りシドニー付近に生息しています。
国内で展示されているのは伊勢シーパラダイスのみだと思われます。
シドニーシーホースについて!
シドニーシーホースは体長13cm程度にまで成長するトゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属の魚です。
シドニーシーホースは吻が長く、頭部の突起が特徴的なタツノオトシゴの仲間です。
スリムな体型をしており、体色は褐色・淡褐色の個体が多いですが、黄色っぽい個体もいます。
食性は肉食でプランクトン等を捕食しています。
和名 | シドニーシーホース |
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学名 | Hippocampus whitei |
英名 | New Holland seahorse / Sydney seahorse |
目 | トゲウオ目(Syngnathiformes) |
科 | ヨウジウオ科(Syngnathidae) |
属 | タツノオトシゴ属(Hippocampus) |
分布 |
西部太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁、河口 |
シドニーシーホースはシドニーやクイーンズランド南部~ソロモン諸島に生息しています。
限られた河川の河口域やサンゴ礁等に生息する珍しい種類です。
稀に繁殖させた個体が観賞魚として流通することがありますが、高価です。
生息域が限られている事もあり、IUCNでは絶滅危惧種に指定されています。
シドニーシーホースを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
シドニーシーホースを展示しているJAZA加入の施設は記載がありません。
伊勢シーパラダイスで展示されているのを確認しました。(2020年10月時点)
シドニーシーホースと伊勢シーパラダイス
伊勢シーパラダイスでは「タツノオトシゴのくに」エリアでシドニーシーホースを展示しています。(2020年10月時点)
伊勢シーパラダイスでは多くのタツノオトシゴを展示していますが、その中でも本種は珍しい種類です。
このエリアではシドニーシーホース以外にポットベリーシーホース、タツノオトシゴ、サンゴタツ、ヒメタツ、タカクラタツ、カリビアンシーホースなど10種類のタツノオトシゴ属の魚が展示されていました。
このエリアではヨウジウオ科の魚しか展示されていません。
ここまで
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