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水族館魚図鑑-ブラウントラウト(Salmo trutta)

ブラウントラウトはヨーロッパやアジア原産のサケの仲間で、日本国内にも持ち込まれており、定着している河川も多くあります。

他のサケ類の生息域に侵入し、奪ってしまう事から「世界の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれています。

ブラウントラウトの降海型はシートラウトと呼ばれています。

 

 

ブラウントラウトについて!

ブラウントラウトは体長1m以上に成長するサケ目サケ科サケ属の魚です。

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ブラウントラウトは茶色の体色に、黒色の斑点が背側~側線のやや下方までに散在しています。

個体によっては側線付近に橙色の斑点がある場合もありますが、大型の個体では消失しているものもいます。

 

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上の写真は10cm程度の小さな個体で、側線に沿うように橙色の斑点があるのが分かります。

食性は肉食で昆虫や両生類、甲殻類、魚類などを捕食しています。

 

和名 ブラウントラウト
学名 Salmo trutta
英名 Brown trout
サケ目(Salmoniformes)
サケ科(Salmonidae)
サケ属(Salmo)
分布

ヨーロッパ~アジア

生息環境 河川、湖

ブラウントラウトはヨーロッパ~アジア原産の魚ですが、北米、オーストラリア、ニュージーランド、日本などに持ち込まれています。

日本にはアメリカからカワマスに混ざって入ってきたと言われています。

他のサケ類の稚魚を積極的に捕食する事から既存の生態系に悪影響を与える魚だと言われており、「世界の侵略的外来種ワースト100」にも選ばれています。

国内でも地域によっては放流が禁止されています。

他のサケの仲間と比べると高温に耐性があり、海に降りて他の水系へと遡上することによる生息域の拡大が懸念されています。

ブラウントラウトは河川に残る河川型、湖に降りる降湖型、海へと降りる降海型の3種類に分かれ、降海型はシートラウトと呼ばれています。

管理釣り場では定番の種類で、日本国内でも養殖場があります。

食用として利用されており、刺身や燻製、塩焼きなどで食べられています。

ブラウントラウトを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ブラウントラウトを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

ブラウントラウトと千歳水族館

千歳水族館では千歳川ロードとサーモンゾーンにてブラウントラウトを展示しています。

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入館して最初のエリアであるサーモンゾーンの巨大の水槽の中で大型のブラウントラウトが展示されています。

この水槽ではブラウントラウトの他にサクラマス、マスノスケ、ギンザケ、イトウなどのサケ類やシロチョウザメ、ベステル、ロシアチョウザメ、バイカルチョウザメ、アムールチョウザメが展示されています。

 

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千歳川ロードでは上の写真のように小さな個体が展示されており、水槽内に1匹だけ展示されていました。

この水槽ではブラウントラウトの他にフクドジョウ、シマウキゴリ、ウキゴリ、イトヨなどが展示されています。

 

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最後は千歳水族館の水中観察ゾーンで、千歳水族館の横を流れる千歳川の中を覗くことができる展示となっています。

私が訪れた際はその窓からブラウントラウトを見ることができました。

濁った水の中で明るい橙色の斑点が非常に綺麗でした!

ブラウントラウトを展示している施設の一覧

ブラウントラウトを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。

千歳水族館 なかがわ水遊園 富士水族館

管理釣り場などでは一般的な魚ですが、展示している施設は少ないです。 

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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