広告 水族館魚図鑑 水族館魚図鑑-カレイ目

水族館魚図鑑-オヒョウ(Hippoglossus stenolepis)

オヒョウは最大3m以上に成長する大型のカレイの仲間で、日本国内では主に北海道で漁獲され、食用として利用されています。

アメリカやカナダで漁獲されたものも輸入されています。

日本で見られるのは今回紹介するタイヘイヨウオヒョウ(Hippoglossus stenolepis)で、大西洋にはタイセイヨウオヒョウ(Hippoglossus hippoglossus)という種類が生息しています。

 

 

オヒョウについて!

オヒョウは体長1m以上に成長するカレイ目カレイ科オヒョウ属の魚です。

最大で3m以上に成長し、カレイ目の最大種の1種です。

f:id:itsuwalove777:20210228025417j:plain

オヒョウは茶色系の体色をしており、白色や暗色の不規則な模様があります。

大型の個体は上のように体が分厚く、特に頭部は大きくなります。

他のカレイ科の魚と比較しても大きな尾鰭を持っており、小樽水族館で展示されている個体も活発に泳いでいました。(自然下でも長距離を移動する事が多く、遊泳力が高い種類です。)

 

f:id:itsuwalove777:20210228025529j:plain

食性は肉食で小型の個体は甲殻類や軟体動物を捕食し、大きく成長した個体は魚類も捕食します。

魚類を捕食する事からカレイ科の魚としては非常に大きな口を持っています。

 

和名 オヒョウ
学名 Hippoglossus stenolepis
英名 Pacific halibut
カレイ目(Pleuronectiformes)
カレイ科(Pleuronectidae)
オヒョウ属(Hippoglossus)
分布

オホーツク海、ベーリング海

アラスカ湾~カリフォルニア半島北部

生息環境 砂底

オヒョウはオホーツク海、ベーリング海、アラスカ湾などの太平洋北部に生息しており、国内では東北以北で見られます。

水深1,100m以浅、特に400m以浅の水深で多く見られます。

底引き網や延縄で漁獲されており、国内では主に北海道で漁獲されています。(10~2月)

大型に成長し、可食部分が多いためか他のカレイよりも安価で流通することが多いようです。

海外では釣りの対象魚としても人気のある魚で、主にアラスカ湾、ベーリング海で釣りの対象魚にされています。

オヒョウを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

オヒョウを展示しているJAZA加入の施設は小樽水族館のみとなっています。

オヒョウを展示している施設の一覧

小樽水族館ではオホーツク海とベーリング海の魚エリアにてオヒョウを展示しています。

f:id:itsuwalove777:20210228174334j:plain

 小樽水族館ではドーナツ型の水槽でオヒョウを展示しており、オヒョウの他にもオホーツク海やベーリング海という冷たい海域に生息する魚が展示されています。

この水槽では水槽内を活発に泳ぎ回るオヒョウを見ることができます。(JAZA加入の施設で唯一オヒョウを展示している水族館です。)

この水槽ではオヒョウの他にサクラマス、アメマス、オショロコマ、ニジマス、カジカ類、カレイ類など多くの魚が展示されています。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

-水族館魚図鑑, 水族館魚図鑑-カレイ目