ペインテッドコンバーは腹部に落書きしたような青色の模様が特徴の魚です。
ペインテッドコンバーについて！
ペインテッドコンバーは30cm程度にまで成長するスズキ目ハタ科Serranus属の魚です。
ペインテッドコンバーは白色～褐色の体色に、茶褐色の横縞模様があります。
腹部には名前の由来にもなっている青白い模様がありますが、この模様は個体によっては綺麗な青色や白色の個体もいます。
目がおかしいのは怪我をしているみたいです…
正面から見ると地味な見た目をしていますが、頭部は体側に比べるとやや赤みを帯びています。
食性は肉食で甲殻類や子魚を捕食しています。
| 和名 | ペインテッドコンバー |
|---|---|
| 学名 | Serranus scriba |
| 英名 | Painted comber |
| 目 | スズキ目(Perciformes) |
| 科 | ハタ科(Serranidae) |
| 属 | Serranus属(Serranus) |
| 分布 |
大西洋、地中海 |
| 生息環境 | 岩礁 |
ペインテッドコンバーは東部大西洋、地中海、黒海の岩礁地帯で見られます。
この種類は雌雄同体でオスとメスという明確な違いがなく、成熟した本種が2匹集まれば繁殖することができます。
岩場の岩陰に隠れていることが多く、小さな群れか単独で行動します。
ペインテッドコンバーは食用として利用されることもあるようです。
ペインテッドコンバーを展示している水族館！
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ペインテッドコンバーを展示しているJAZA加入の施設は葛西臨海水族園のみとなっています。
Serranusは国内で5種類が展示されており、どの種類も国内では見られないことから展示している施設が1種類ごとに1～2施設でしか展示されていません。
葛西臨海水族園ではペインテッドコンバーとタバコフィッシュが展示されています。
ペインテッドコンバーと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園では世界の海エリアの地中海エリアにてペインテッドコンバーを展示しています。
葛西臨海水族園が国内で唯一ペインテッドコンバーを展示している施設ですが、この水槽で展示されているペインテッドコンバーは綺麗な青色ではなく青白い斑点をしています。
それでも明るい青っぽい見た目をしており、周りの模様と異なるので怪我をしているようにも見えます。
成長したり繁殖期になると更に綺麗な青色になるのでしょうか？？？
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。