広告 水族館魚図鑑 水族館魚図鑑-スズキ目(その他)

水族館魚図鑑-マサバ(Scomber japonicus)

マサバは日本では古くから食用として利用されており、大衆魚として安価で流通していた魚ですが、近年では漁獲量が大きく減っています。(2001年にはピーク時の3%程度の漁獲量になりましたが、休漁などでピーク時の3割ほどまで回復しています。)

漁獲されたマサバは塩焼き等で調理されたり、缶詰などに加工されたりします。

 

 

マサバについて!

マサバは体長50cm程度にまで成長するスズキ目サバ科サバ属の魚です。

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マサバは銀色の体色をしており、背側は青っぽ暗色の不規則な模様があります。

顔は細く小さいですが、目玉は大きいです。

 

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上の個体はゴマサバ…??

ゴマサバに似ていますが、ゴマサバは体側にゴマ状の黒色の模様があることで見分けることができますが、分かりにくい個体もいます。

マサバは第1背鰭棘数が9~10本、ゴマサバは11~12本であることから見分ける事ができます。

食性は肉食で動物プランクトンや子魚等を捕食してます。

 

和名 マサバ
学名 Scomber japonicus
英名 Chub mackerel
スズキ目(Perciformes)
サバ科(Scombridae)
サバ属(Scomber)
分布

世界中の海域

生息環境 沿岸部

マサバは世界中の亜熱帯・温帯の海域に広く分布しており、ゴマサバやグルクマよりもやや冷たい水温を好みます。

沿岸部の表層部に大きな群れを作り、季節によって南下、北上を繰り返して回遊しています。

春~夏が産卵期で、体長により産卵数は変わりますが大型の個体は100万個以上を産卵することがあります。

旬は産卵が終わった後の秋~冬で、地域によって差異があるようです。

「金華さば」(宮城県金華山沖)、「関さば」(大分県豊後水道)など高価なブランドさばも流通しています。

マサバは食用として一般的に利用されており、家庭では塩焼きなど加熱して食べられることが多いです。(その他に缶詰などの加工食品にも利用されています。)

これは、サバが足が早い(腐りやすい)という点とアニサキスという寄生虫がいることが要因だと思われます。

九州ではサバを生の刺身で食べる事も多く、居酒屋でもメニューとして用意されている店舗も多いです。(独特な食感で非常に美味しいです!)

姿の似ているゴマサバよりもマサバの方が味の評価が良いです。

マサバを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

マサバを展示しているJAZA加入の施設は16ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

マサバと市立室蘭水族館

市立室蘭水族館では本館にてマサバを展示しています。

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室蘭水族館では上のように遊泳力が高い魚が展示されている水槽でマサバを展示しています。

この水槽ではマサバの他に、ツバメウオ、イサキ、マイワシ、シマフグが展示されています。

私が訪れた際には餌を与えるシーンも見る事ができました。

マサバと小樽水族館

小樽水族館では本館内にてマサバを展示しています。

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上の水槽のような大きな水槽の中でマサバを展示しており、数は多くありませんが小さな群れを作って泳ぐ姿を見る事ができます。

この水槽ではマサバの他に、ブリ、クロヘリメジロザメ、ツマグロ、イヌザメ、ドチザメ、トラフザメ、ネコザメ、ホシエイ、マダラトビエイ、マダラエイ、ウシバナトビエイが展示されています。

マサバと鴨川シーワールド

鴨川シーワールドではエコアクアロームにてマサバを展示しています。

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マサバを展示している水槽では、回遊魚を多く展示しており、マサバも他の回遊魚に混ざるようにして水槽内を泳いでいます。

マサバの他にコバンアジ、カンパチ、ブリ、カイワリ、カスミアジ、オニヒラアジのような回遊魚やアカエイやホシエイ、アルビノのホシエイなどが展示されています。

マサバとマリンワールド海の中道

海の中道マリンワールドでは九州の近海エリアにてマサバを展示しています。

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マリンワールド海の中道では上のような水槽でマサバを展示しており、マサバは2~3匹が展示されており、水槽の中央付近をマアジと一緒に泳いでいました。

この水槽ではマサバの他に、マダイ、チダイ、ヘダイ、マハタ、メジナ、カゴカキダイ、マアジなど身近な魚が多く展示されている水槽になっています。

多くの魚が展示されている水槽で、ガラスがクリアなので非常に観察しやすいです。

マサバを展示している水族館の一覧

マサバを展示しているJAZA加入の施設は16ヵ所です。

小樽水族館 登別ニクス 男鹿水族館
加茂水族館 鴨川シーワールド 八景島シーパラダイス
新潟市水族館 のとじま水族館 越前松島水族館
鳥羽水族館 志摩マリンランド 姫路水族館
しまね海洋館 宮島水族館 海の中道水族館
大分マリーンパレス    

マサバを展示している施設は全国各地にあり、ゴマサバ(3施設)に比べると展示施設が多いです。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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