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水族館魚図鑑-ツバメコノシロ(Polydactylus plebeius)

ツバメコノシロは下顎が短い事から「アゴナシ」と呼ばれる事も多い魚で、日本での漁獲量は多くありませんが産地では食用として利用されています。

ツバメコノシロ科は世界中で40種類程度が確認されていますが、本種が国内の水族館で展示されている唯一の種類です。(2020年11月時点、鴨川シーワールドにて展示)

 

 

ツバメコノシロについて!

ツバメコノシロは体長45cm程度にまで成長するスズキ目ツバメコノシロ科ツバメコノシロ属の魚です。

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ツバメコノシロはスリムな体型をしており、下顎が短く、背鰭が2つに分かれています。

体側には暗色の縦線が入っており、胸鰭の遊離軟条が髭のように見えます。(これが5本ある事で他の日本産のツバメコノシロ科の魚と見分ける事ができます。)

下顎がない事から「アゴナシ」と呼ばれることもあります。

食性は肉食で甲殻類や多毛類等を捕食しています。

 

和名 ツバメコノシロ
学名 Polydactylus plebeius
英名 Striped threadfin
スズキ目(Perciformes)
ツバメコノシロ科(Polynemidae)
ツバメコノシロ属(Polydactylus)
分布 インド洋~太平洋西部
生息環境 内湾の砂泥底

ツバメコノシロはインド洋~太平洋西部に生息しており、国内では福島県~九州南岸、若狭湾~長崎、琉球列島などで見られます。

内湾の砂泥底、汽水域に生息しています。

ツバメコノシロ科の中では北部で見られる魚で、日本では大型の個体は少ないです。

熱帯~亜熱帯に多く生息していますが、無効分散だと考えられる暖流に乗った稚魚や若魚が本州でも見られます。

定置網や刺し網で漁獲されており、見た目は良くありませんが、味が良く東南アジアなどでは重要な食用魚です。

ツバメコノシロを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ツバメコノシロを展示しているJAZA加入の施設は鴨川シーワールドのみとなっています。

ツバメコノシロと鴨川シーワールド

鴨川シーワールドではエコアクアロームエリアにてツバメコノシロを展示しています。

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エコアクアロームエリア内の回遊魚が多く展示されている水槽でツバメコノシロが展示されており、特徴的な見た目から簡単に見つける事ができます。

この水槽ではツバメコノシロの他にアカエイ、ホシエイ、ドチザメ、シマアジ、カンパチ、マサバ、カスミアジ、オニヒラアジ、イシガキフグなどが展示されています。

この水槽で展示されているツバメコノシロは1匹しか見つけられませんでしたが、国内のJAZA加入の施設では唯一ツバメコノシロを展示している水槽となっています。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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