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水族館魚図鑑-ツボダイ(Pentaceros japonicus)

ツボダイは名前にタイと付いていますが、タイの仲間ではありません。

俗にあやかり鯛と呼ばれる魚の一種です。(有名な魚としてはイシダイやアマダイなどがいます。)

 

 

ツボダイについて!

ツボダイは体長30cm程度にまで成長するスズキ目カワビシャ科ツボダイ属の魚です。

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ツボダイは目が大きく、吻が突き出しているのが特徴です。

体高は高く、体は側扁しています。

幼魚は体側に不規則な斑紋がありますが、大きくなると消失or薄くなります。

 

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クサカリツボダイと似ていますが、ツボダイの背鰭の棘数が11でクサカリツボダイは13〜14であることから見分けることができます。

食性は肉食で魚類等を捕食しています。

 

和名 ツボダイ
学名 Pentaceros japonicus
英名 Japanese armorhead
スズキ目(Perciformes)
カワビシャ科(Pentacerotidae)
ツボダイ属(Pentaceros)
分布

西部太平洋

生息環境 深場

ツボダイは九州〜パラオ北部に生息しており、水深100m〜1000m近くにまで生息しており300m付近で多く見られます。

学名は「Pentaceros japonicus」と日本が由来となっていますが、日本の固有種ではありません。

ツボダイとして流通するものは本種とクサカリツボダイというカワビシャ科クサカリツボダイ属の魚です。

クサカリツボダイよりも本種のほうが流通量は少ないようです。

知名度は低いですが非常に美味な魚で、流通量が少ないので鮮魚ではなく干物として流通することがあります。

ツボダイを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ツボダイを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

ツボダイと志摩マリンランド

志摩マリンランドでは近海の魚エリアの深海魚を展示している水槽でツボダイを展示しています。

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この水槽ではツボダイの他にハナカケトラザメ、ヒゲツノザメ、オオクチイシナギが展示されています。

上の画像から分かるようにツボダイが展示されている水槽としては非常に明るいので色まで観察しやすい水槽となっています。

ツボダイと沼津深海水族館

沼津深海水族館では1Fの館内で一番大きな水槽で展示しています。

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沼津深海水族館では館内で最も大きな水槽の中でツボダイを展示しています。

ツボダイの他にもユメカサゴやサギフエなど深海で見られる魚を展示している水槽となっており、沼津深海水族館のメイン水槽です。(館内では最大の水槽ですが、この水槽もそんなに大きくありません。)

ツボダイと名古屋港水族館

名古屋港水族館では伊勢志摩の海・日本の海エリアにてツボダイを展示しています。

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この水槽ではツボダイの他にタカアシガニ、アブラボウズ、ユメカサゴ、アカイサキという水深の深い場所に生息する生きものを展示しています。

鳥羽水族館は展示種類が国内No1の水族館として知られていますが、深海に生息する生物の展示種類はあまり多くありません

ツボダイを展示している施設の一覧

ツボダイを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所です。

男鹿水族館 福島海洋科学館 鴨川シーワールド
葛西臨海水族園 しながわ水族館 八景島シーパラダイス
上越水族博物館 三津シーパラダイス 東海大海洋博物館
碧南水族館 名古屋港水族館 宮津水族館
鳥羽水族館 志摩マリンランド 大阪海遊館
須磨水族園 宮島水族館 大分マリーンパレス
美ら海水族館    

ツボダイを展示している施設は多く、深海に生息する魚を展示している水槽で展示されている事が多いです。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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