アカヒメジは生きている間は薄いピンクや黄色をしていますが、死後は名前通り赤くなるヒメジの仲間です。
ヒメジの仲間としては珍しく、底部ではなく中層で多く見られる魚です。
アカヒメジについて!
アカヒメジは35cm程度にまで成長するスズキ目ヒメジ科アカヒメジ属の魚です。
ヒメジの仲間としては体高が低くスリムな見た目をしています。
体色はピンクや黄色など変化し、体の中央に黄色の縦帯が1本入ります。
各鰭は黄色っぽくなります。
昼は中層で群れを作って生活することでも知られており、ダイバーにも人気の高い魚です。
夜になると単独で行動するようです。
和名 | アカヒメジ |
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学名 | Mulloidichthys vanicolensis |
英名 | Yellowfin goatfish |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ヒメジ科(Mullidae) |
属 | アカヒメジ属(Mulloidichthys) |
分布 |
インド洋~太平洋 |
生息環境 | サンゴ礁 |
アカヒメジはインド洋~太平洋に生息しており、国内で房総半島以南の太平洋側のサンゴ礁などで見られます。
アカヒメジ属は7種類が確認されており、国内ではアカヒメジの他にモンツキアカヒメジ、リュウキュウアカヒメジが見られます。
アカヒメジ属はスリムで中層で群れを作る種類が多いです。
アカヒメジは食用として利用され、塩焼きや揚げて調理されます。
アカヒメジを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アカヒメジを展示しているJAZA加入の施設は13ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
アカヒメジとマリンワールド海の中道
マリンワールド海の中道では奄美のサンゴ礁エリアのチョウチョウオウオが多く展示されている水槽にてアカヒメジを展示しています。
ミナベヒメジと一緒に写っている写真です。アカヒメジは中層付近を泳いでおり底部泳ぐミナベヒメジとは泳ぐ場所が全く違います。
この水槽ではチョウチョウウオやモンガラカワハギ、ナンヨウハギ、カラフルなベラなど館内で最もカラフルな水槽となっています。
ミナベヒメジも珍しい魚で、展示している施設は少ないので一緒に観察してみてください。
アカヒメジを展示している水族館の一覧
アカヒメジを展示しているJAZA加入の施設は13ヵ所です。
登別ニクス | 男鹿水族館 | サンシャイン水族館 |
葛西臨海水族園 | アクアパーク品川 | 八景島シーパラダイス |
大阪海遊館 | 玉野海洋博物館 | 桂浜水族館 |
宮島水族館 | 海の中道水族館 | 大分マリーンパレス |
美ら海水族館 |
アカヒメジを展示している施設はヒメジの仲間の中でも多い方です。
関東以北では飼育施設が少ないです。
ここまで
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