ツユベラは見た目が綺麗な魚で観賞魚としても流通することもあります。
ツユベラという名前の由来は詳しくは分かっていないようです。
ツユベラについて!
ツユベラは最大35cm程度に成長するスズキ目ベラ科カンムリベラ属の魚です。
体色は赤褐色が多いですが成長に伴い変化するので色彩の変化が大きく、成魚の体の後半部に青色の斑点が散りばめられており尾鰭に近づくにつれ斑点が密になります。
頭部には青色の模様があり、尾鰭は黄色になっています。
幼魚は全く違う見ためをしており、オレンジ色の体色に背中に3つの白色の斑点があります。
青色の斑点は明るく星空のようにも見えます。
食性は雑食で甲殻類や子魚を捕食しています。
夜になると砂に潜って眠るため、水族館では砂底で潜れるような水槽で飼育されている事が多く、飼育下の寿命は5年程度と言われています。
和名 | ツユベラ |
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学名 | Coris gaimard |
英名 | African coris |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ベラ科(Labridae) |
属 | カンムリベラ属(Coris) |
分布 |
インド洋~太平洋 |
生息環境 | 岩礁、サンゴ礁 |
ツユベラはインド洋~太平洋に生息しており、国内では相模湾以南で見ることができます。
水深10m前後の潮通しの良いサンゴ礁などに生息しています。
ベラの仲間としては大きく成長するため、食用としても利用されていますがシガテラ毒を持つ個体も報告されています。
綺麗な見た目をしているため観賞魚として流通しています。
ツユベラを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ツユベラを展示しているJAZA加入の施設は9ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載されています。
ツユベラと板橋区熱帯環境植物館
JAZA加入の施設ではありませんが、板橋区熱帯環境植物館の(2020年8月)
板橋区熱帯環境植物館はベラの展示が豊富な施設で、珍しいベラも展示していますが、ツユベラが一番見た目が綺麗だと思います。
ツユベラの他に カマスベラ、ノドグロベラ、ニューギニアベラ、インディアンカナリーラスなど他にも多くのベラが展示されています。
知名度は高くない施設ですが、珍しい種類が多い施設となっています。(やや写真が撮りにくいですが)
ツユベラを展示している水族館の一覧
ツユベラを展示しているJAZA加入の施設は9ヵ所です。
しながわ水族館 | 寺泊水族博物館 | 東海大海洋博物館 |
名古屋港水族館 | 鳥羽水族館 | 須磨水族園 |
しまね海洋館 | かごしま水族館 | 美ら海水族館 |
ツユベラは北側の施設では展示されていません。 見た目が綺麗なので多くの施設で展示されて良い気がしますが展示施設は少なめです。
JAZA加入の施設ではありませんが、板橋区熱帯植物館でも展示されていました。
ここまで
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