ブラックアイゴビーはカナダ、アメリカ、メキシコの東部太平洋に生息しているハゼの仲間で、国内では葛西臨海水族園でのみ展示されています。
ブラックアイゴビーについて!
ブラックアイゴビーは最大で15cm程度にまで成長するスズキ目ハゼ科Rhinogobiops属の魚です。
名前の通り、目は黒色で第一背鰭の先端部は黒色になっています。
体側には斑点が見られることもあります。
体色は個体差が大きく、白色~褐色まで環境に合わせて体色を変化させます。
食性は肉食で多毛類や甲殻類を捕食しています。
和名 | ブラックアイゴビー |
---|---|
学名 | Rhinogobiops nicholsii |
英名 | Blackeye goby |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | ハゼ科(Gobiidae) |
属 | Rhinogobiops属(Rhinogobiops) |
分布 |
北米大陸の太平洋側 |
生息環境 | 岩礁 |
ブラックアイゴビーはメキシコ、アメリカ、カナダの東部太平洋沿岸の岩礁・サンゴ礁に生息しています。
障害物の近くで見られることが多く、あまり活発には活動しません。
ブラックアイゴビーは縄張りを持ち、ハーレムを形成しオスは複数のメスを連れています。
メス⇒オスへと性転換し、一定の大きさに成長した個体はオスになり縄張りを持ちハーレムを形成していきます。(メスは8cm以下、オスは9cm以上の個体が多いようです。)
飼育下の個体ではメス⇒オスへの転換に4週間程度かかるようです。
オスは鰭を広げてアピールすることでメスを巣に誘い、メスは1000個以上の卵を巣に産卵します。
オスは産卵された卵が孵化するまで保護します。
ブラックアイゴビーを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ブラックアイゴビーを展示しているJAZA加入の施設は葛西臨海水族園のみとなっています。
ブラックアイゴビーと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園では世界の海エリアのカナダ西岸水槽にてブラックアイゴビーを展示しています。
カナダ西岸水槽ではブラックアイゴビーの他にサーカスティックフリンジヘッド、セニョリータ、シャイナーサーフパーチを展示しています。
どの種類も他の水族館では見られない魚となっています。
ブラックアイゴビーは数尾展示されており、底部で留まっている事が多いです。
画面左側のオレンジシーペンという変わった見た目のウミエラの仲間も展示されており、魚以外も変わった生き物が展示されています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。