スキアエノクロミス・フライエリーは「アーリー」という名称で流通しているマラウィ湖固有種のシクリッドの仲間です。
オスはメタリックな青色になり、アフリカンシクリッドの中でも観賞魚として人気の高い種類です。
目次
スキアエノクロミス・フライエリーについて!
スキアエノクロミス・フライエリーは体長15cm程度にまで成長するスズキ目シクリッド科Sciaenochromis属の魚です。
スキアエノクロミス・フライエリーのオスはメタリックなコバルトブルーの体色になるのが特徴で、背鰭のの縁が白色になり、尻鰭の縁は赤色になります。
派手な見た目をしていますが、品種改良種ではありません。
幼魚は上のような地味な見た目をしており、メスも幼魚と同じように灰褐色~茶褐色の体色に暗色の縞模様があります。
食性は肉食で甲殻類や小型の魚類などを捕食しています。
和名 | スキアエノクロミス・フライエリー |
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学名 | Sciaenochromis fryeri |
英名 | Sciaenochromis fryeri |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | カワスズメ科(Cichlidae) |
属 | スキアエノクロミス属(Sciaenochromis) |
分布 |
マラウィ湖 |
生息環境 | 湖 |
スキアエノクロミス・フライエリーはアフリカのマラウィ湖の固有種です。
稚魚は群れを作りますが、オスの成魚は縄張りを持ち、ハーレムを形成します。
卵が孵化するまで口の中で保護する「マウスブリーダー」で、メスが卵を保護します。
アフリカンシクリッドの中でも観賞魚として人気の高い魚で、小さな個体が多く流通しています。
スキアエノクロミス・フライエリー という名称ではなく、「アーリー」という名称で流通することが多いです。
生息地であるマラウィ湖がアルカリ性のため、貝殻やサンゴを入れてPHを8前後に保つ必要があります。
国内では東南アジアや国内で繁殖させた個体が流通しています。
現地では食用として利用されています。
スキアエノクロミス・フライエリーを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年9月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
スキアエノクロミス・フライエリーを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
スキアエノクロミス・フライエリーと千歳水族館
千歳水族館では世界の淡水魚ゾーンにてスキアエノクロミス・フライエリーを展示しています。
スキアエノクロミス・フライエリーが展示されている水槽では、アフリカに生息するシクリッドの幼魚が複数種展示されています。
スキアエノクロミス・フライエリーの他にラビドクロミス・カエルレウス、コンゴテトラ、ゴールデンゼブラシクリッド、カメレオンシクリッドなどが展示されています。
スキアエノクロミス・フライエリーとアクアパーク品川
アクアパーク品川ではマジカルグラウンドエリアにてスキアエノクロミス・フライエリーを展示しています。
スキアエノクロミス・フライエリーが展示されている水槽ではスキアエノクロミス・フライエリーのみが展示されており、メタリックな青色をしたオスの個体も見ることができます。
このエリアではスキアエノクロミス・フライエリーの他にラビドクロミス・カエルレウス、フラミンゴシクリッドというシクリッド科の魚が展示されています。
スキアエノクロミス・フライエリーと志摩マリンランド
志摩マリンランドではマンボウ館のマラウィシクリッド水槽にてスキアエノクロミス・フライエリーを展示しています。
志摩マリンラドではマラウィ湖に生息するシクリッドをまとめて展示している大型の水槽があり、その水槽でスキアエノクロミス・フライエリーが展示されています。
この水槽ではスキアエノクロミス・フライエリーの他にラビドクロミス・カエルレウス、リコマパールシクリッド、イエローストライプシクリッド、ゴールデンゼブラシクリッドなどが展示されています。
スキアエノクロミス・フライエリーを展示している水族館の一覧
スキアエノクロミス・フライエリーを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
千歳水族館 | 名古屋港水族館 | 琵琶湖博物館 |
志摩マリンランド | 大分マリーンパレス |
スキアエノクロミス・フライエリーを展示している施設は少なく、西日本側の施設で多く展示されています。
ここまで
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