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水族館魚図鑑-ライギョ/カムルチー(Channa argus)

カムルチーは中国〜朝鮮半島、アムール川流域に生息しているタイワンドジョウ科の魚です。

ライギョとは日本に移入されたタイワンドジョウ科3種の総称です。

 

 

カムルチーについて!

カムルチーは最大1mにまで成長するスズキ目タイワンドジョウ科の魚です。

日本に移入された3種のうち最も大きく、広い地域で見られます。

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体側には円形の模様が2列に並んでいます。(タイワンドジョウは3列並んでいることから見分けることができます。)

口は大きく開き、カエルや子魚を捕食します。

ヘビのような見た目からか、タイワンドジョウ科の魚を英語で「snakehead」と呼びます。

 

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他のタイワンドジョウ科の魚と同じく肺呼吸を行える魚で、定期的に水面まで呼吸するために浮上してきます。

肺呼吸を行えることにより、酸素の少ない水中でも活動することができますが、水中からの酸素の取り込みだけでは必要な酸素の量を取り込めないので、水面から口を出して呼吸できない場合は溺死してしまいます。

産卵期は夏で水面にドーナツ型の巣を作り、その中に産卵を行います。

産卵後は卵や稚魚を守るために親が巣の周りで保護します。

 

和名 ライギョ/カムルチー
学名 Channa argus
英名 Northern snakehead
スズキ目(Perciformes)
タイワンドジョウ科(Channidae)
タイワンドジョウ属(Channa)
分布(原産地)

アムール川以南~朝鮮半島・中国

生息環境 河川、池

カムルチーは中国、朝鮮半島、アムール川流域にも生息しており、日本に持ち込まれたものが各地で繁殖し全国的に見られます。

世界各地に移入されて、移入先の生態系に影響を与えていると言われています。

日本では要注意外来生物に指定されていましたが、H27年に解消されたようです。(日本では数を減らしてきているようです。)

食性は肉食で小型の魚類やカエルを主食としており、獰猛に獲物に襲い掛かります。 

池や沼、流れの緩やかな河川など流れの少ない場所に生息しており、肺呼吸を行えるため酸素料が少ない環境でも適応できます。

朝鮮半島や中国では食用とするために養殖も行われるくらい美味しい魚とされています。

淡水魚ですのでもちろん、顎口虫の宿主となるため生食はできず煮込みや炒めて食べるようです。

顎口虫の宿主として知られており、顎口虫の最終宿主は哺乳類で、カムルチーを食べた哺乳類の中で産卵し臓器や脳などに侵入するため非常に危険です。

カムルチーは釣りの対象魚となることもある他、観賞魚として飼育する人もいます。

カムルチーを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

JAZA加入の施設のうちカムルチーを展示しているのは8ヶ所となっています。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。 

 

カムルチーと大洗水族館

大洗水族館では森と川ゾーンの中でも最も大きな水槽でライギョを展示しています。

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この水槽ではカムルチーの他に、アメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)、ブラックバスなどの問題になっている外来魚も展示されています。

その他にも巨大なオオウナギが展示されているので、是非観察してみてください!

カムルチーと しながわ水族館

しながわ水族館では東京湾に注ぐ川エリアの一番大きな水槽でカムルチーを展示しています。

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しながわ水族館では東京湾に注ぐ川エリアにて展示されており、同じ水槽ではドイツゴイという少し変わったコイも見る事ができます。

この水槽内でカムルチーは障害物に隠れていることが多いので、しゃがみ込んで水槽を除くと見つけることができると思います。

カムルチーを展示している施設一覧

JAZA加入の施設のうちカムルチーを展示しているのは8ヶ所となっています。

千歳水族館 いなわしろカセワミ館 なかがわ水遊園
大洗水族館 碧南水族館 琵琶湖博物館
鳥羽水族館 姫路水族館  

表には記載がありませんが、しながわ水族館でも展示されていました。

全国的に見られる外来魚ですが展示している施設は多くないようです。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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