イボダイはエボダイ、モチノウオ、メダイなどと呼ばれることもある魚で、夏が旬の魚で食用として流通しています。
小さい稚魚はクラゲの触手の近くで生活することにより身を守ります。
イボダイについて!
イボダイは30cmにまで成長するスズキ目イボダイ科イボダイ属の魚です。
イボダイは銀灰色の体色に鰓蓋の上に黒色の斑点があります。
この黒色の斑点が灸のただれたもの「疣生(いぼお)」に見えたことが名前の由来になっています。
ニセイボダイとよく似ていますが、側線鱗の数がイボダイが55~63、ニセイボダイが62~70であることから見分けることができます。
食性は肉食で水母や甲殻類を捕食しています。
和名 | イボダイ |
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学名 | Psenopsis anomala |
英名 | Japanese butterfish |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | イボダイ科(Centrolophidae) |
属 | イボダイ属(Psenopsis) |
分布 |
西部太平洋 |
生息環境 | 岩礁 |
イボダイは日本、朝鮮半島、台湾、東アジア沿岸に壊死即しており、国内では松島湾以南で見られます。
水深がやや深めの海底付近で多く見られ、春~夏が産卵期です。
孵化した稚魚は表層付近でクラゲの触手の近くで生活することで身を守り、成長すると海底付近へと移動します。
食用として利用されており、干物や塩焼きなどで食べられています。
以前は一般的に流通していましたが、近年は高値で取引されておりスーパーで見ることはほとんど無くなっています。
イボダイを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年8月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
イボダイを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
イボダイと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園では東京の漁業水槽にてイボダイを展示しています。
イボダイを展示している東京の漁業水槽では市場で良く見かけるような魚が展示されており、コノシロやシログチなど似たような魚も展示されています。
スズキやホウボウなどスーパーで見る機会の多い魚も展示されているので是非観察してみてください。
イボダイを展示している水族館の一覧
イボダイを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
鴨川シーワールド | 葛西臨海水族園 | 東海大海洋博物館 |
しまね海洋館 | 宮島水族館 |
イボダイは展示されている施設が多くなく、関東~東海の間で多く展示されています。
イボダイ属で展示されているのは本種のみです。
ここまで
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