カイワリは体高の高い中型のアジ科の魚で、食用としても利用されています。
「Kaiwarinus equula」は本種のシノニムです。
カイワリについて!
カイワリは体長40cm程度にまで成長するスズキ目アジ科ヨロイアジ属の魚です。
カイワリは小型の個体は上のようにひし形の体型をしており、大型の個体は楕円形に近い体型になります。
幼魚や若魚には体側に6本の横帯がありますが、成長につれて消失していきます。
背鰭と尻鰭の縁が白色になっており、口が長く伸長し、砂中の餌を捕食しやすい形状をしています。
和名 | カイワリ |
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学名 | Carangoides equula(Kaiwarinus equula) |
英名 | Whitefin trevally |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | アジ科(Carangidae) |
属 | ヨロイアジ属(Carangoides) |
分布 | インド洋~太平洋に局所的に分布 |
生息環境 | 砂泥底 |
カイワリはイースター島周辺、アフリカ大陸南西部沿岸、オーストラリア北西部沿岸、日本近海などインド洋~太平洋に局所的に分布しています。
日本国内では宮城県以南の太平洋側、能登半島以南の日本海側で見られます。
やや深場の砂泥底に生息しています。
定置網や底引き網で漁獲され、漁獲されるのは20cm程度の個体が中心です。
揚げ物や塩焼きなどで調理して食用として利用されています。
カイワリを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
カイワリを展示しているJAZA加入の施設は7ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
カイワリと新江ノ島水族館
新江ノ島水族館では相模湾ゾーンにてカイワリを展示しています。
新江ノ島水族館では入り口から最初の展示エリアの水槽でカイワリを展示しており、上のように水深が浅く幅広で奥が広い水槽でカイワリを展示しています。
展示種類が多い水槽で、カイワリの他にコモンフグ、スジモヨウフグ、イシガキフグ、ヒメコトヒキ、クロホシマンジュウダイ、ホンベラ、キュウセン、マダイなど20種類以上が展示されています。
カイワリを展示している施設の一覧
カイワリを展示しているJAZA加入の施設は7ヵ所です。
鴨川シーワールド | 八景島シーパラダイス | 新潟市水族館 |
三津シーパラダイス | 東海大海洋博物館 | 志摩マリンランド |
桂浜水族館 |
展示施設の多くが関東~近畿の施設となっています。
ここまで
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