広告 水族館魚図鑑 水族館魚図鑑-トゲウオ目

水族館魚図鑑-ヨウジウオ(Syngnathus schlegeli)

ヨウジウオは爪楊枝のように細い体型が名前の由来になっている魚で、非常に細長い見た目をしています。

 

 

ヨウジウオについて!

ヨウジウオは体長30cm近くまで成長するトゲウオ目ヨウジウオ科ヨウジウオ属の魚です。

f:id:itsuwalove777:20201204142428j:plain

ヨウジウオはヨウジウオ科の中でも大きく成長する種類ですが、体が非常に細長いのが特徴です。

体色は個体差が大きく、灰褐色、褐色、黒色など様々な色の個体がいます。

吻は細長く突き出ており、吸い込むようにして餌を捕食しています。

 

f:id:itsuwalove777:20201204142518j:plain

尾鰭は扇状になっています。(ヨウジウオの仲間は種類によって尾の先端の形状が異なります、)

細長い体型を活かして、海藻などの障害物に入り込んでいることが多いようです。

食性は肉食で小型の甲殻類やプランクトンを捕食しています。

 

和名 ヨウジウオ
学名 Syngnathus schlegeli
英名 Seaweed pipefish
トゲウオ目(Gasterosteiformes)
ヨウジウオ科(Syngnathidae)
ヨウジウオ属(Syngnathus)
分布

西部太平洋

生息環境 岩礁

ヨウジウオはベトナム沿岸部~ウラジオストック(ロシア)までの西部太平洋に生息しており、国内では琉球列島等を除く日本各地で見ることができます。

沿岸部の藻場で多く見られますが、汽水域に侵入することもあります。

ヨウジウオはメスがオスの育児嚢に卵を産み付け、オスが卵を守り、出産もオスが行います。(産卵期は春で、一度に1,000個近く産卵することもあります。)

ユニークな見た目から観賞魚として飼育されることもありますが、飼育は簡単ではないようです。

ヨウジウオを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ヨウジウオを展示しているJAZA加入の施設は11ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

ヨウジウオと登別マリンパーク

登別マリンパークニクスではノコギリエイが展示されている水槽の近くでヨウジウオが展示されていました。

f:id:itsuwalove777:20201204142504j:plain

登別マリンパークニクスではテーブルの下が水槽になっているタイプの水槽で展示されています。

このエリアでは、ケムシカジカやオオモンカエルアンコウ、ゼブラウツボ、ノコギリエイ、ツマグロなどが展示されています。

ヨウジウオと伊勢シーパラダイス

伊勢シーパラダイスでは「タツノオトシゴのくに」エリアにてヨウジウオを展示しています。

f:id:itsuwalove777:20201204142452j:plain

水槽内に設置されたレイアウトに体を巻き付けて固定している個体が多く、同じヨウジウオ科でも泳ぎ回っているトゲヨウジ、地面に居ることが多いイシヨウジと種類によって好む場所が違うように思います。

この水槽では同じヨウジウオ科のオイランヨウジ、イシヨウジ、トゲヨウジが展示されており、「タツノオトシゴのくに」では10種類前後のタツノオトシゴを見ることができます。

ヨウジウオを展示している施設の一覧

ヨウジウオを展示しているJAZA加入の施設は11ヵ所です。

福島海洋科学館 鴨川シーワールド 葛西臨海水族園
八景島シーパラダイス 新潟市水族館 寺泊水族博物館
名古屋港水族館 宮津水族館 鳥羽水族館
須磨水族園 宮島水族館  

上記には記載されていませんが、登別マリンパークニクスでも展示されていました。 

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

-水族館魚図鑑, 水族館魚図鑑-トゲウオ目