エゾトミヨは国内に数種類生息するトミヨ属の中でも北方に生息する種類で、北海道、樺太に生息しています。
エゾトヨミについて!
エゾトミヨは体長7cm程度にまで成長するトゲウオ目トゲウオ科トミヨ属の魚です。
エゾトミヨは茶褐色の体色をしており、背鰭の前半は膜が無く、棘が並ぶ形になっています。
他のトミヨ属の魚と比べると棘が短く、背鰭の軟条部直前の棘は眼径の58%以下になることで見分けることができます。
和名 | エゾトヨミ |
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学名 | Pungitius tymensis |
英名 | Sakhalin stickleback |
目 | トゲウオ目(Gasterosteiformes) |
科 | トゲウオ科(Gasterosteidae) |
属 | トミヨ属(Pungitius) |
分布 |
北海道、樺太 |
生息環境 | 淡水 |
エゾトヨミは北海道、樺太に生息しています。
水草が茂った小川で見られ、他のトミヨ属と同じようにオスが水草を集めて巣を作り、メスを巣に誘い産卵します。
産卵された卵はオスが孵化まで、鰭を使って新鮮な水を送り世話をします。(この間はオスは食べ物も食べません。)
エゾトミヨは環境省レッドリストに絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
エゾトヨミを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
エゾトヨミを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
エゾトミヨと千歳水族館
千歳水族館では千歳川ロードエリアにてエゾトミヨを展示しています。
エゾトヨミはエゾトヨミのみで水槽の中で展示されており、近づくと水草の中に隠れてしまいました。
千歳水族館はサケ類の展示が豊富な水族館ですが、サケ以外の淡水魚の展示も豊富な水族館です。
淡水魚の展示は充実していますが、海水魚は数種類しか展示されていません。
エゾトヨミを展示している施設の一覧
エゾトヨミを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
小樽水族館 | 登別マリンパークニクス | 千歳水族館 |
富士水族館 | 須磨水族園 |
エゾトミヨは国内では北海道でしか見られませんが、北海道以外の施設でも展示されています。
ここまで
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