セイルフィン・モーリーは多くの品種改良種が作られて、観賞魚として人気のある魚です。
今回紹介するのは原種で、ほとんど流通することはありません。
原種のみを指して「ポエキリア・ベリフェラ」や「ベリフェラ」という名称で流通することもあります。
セイルフィン・モーリーについて!
セイルフィン・モーリーは体長15cm程度にまで成長するカダヤシ目カダヤシ科グッピー属の魚です。
セイルフィン・モーリーは体側に小さな暗色の斑点が縦列に並んでおり、背鰭と尾鰭は派手な見た目をしています。
この背鰭が帆を立てているように見えるため、英語では「Sail-fin molly」(帆のような背鰭のモーリー)と呼ばれています。
オスには尻鰭の一部がゴノポディウムという交接器になっているため、見分けることができます。
食性は雑食で藻類や水生昆虫、甲殻類等を捕食しています。
和名 | セイルフィン・モーリー |
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学名 | Poecilia velifera |
英名 | Sail-fin molly |
目 | カダヤシ目(Cyprinodontiformes) |
科 | カダヤシ科(Poeciliidae) |
属 | グッピー属(Poecilia) |
分布 |
メキシコ南東部 |
生息環境 | 河川 |
セイルフィン・モーリーはメキシコ南東部に生息しています。
品種改良種が多い魚で、「シルバーセルフィン・モーリー」、「ブラックセルフィン・モーリー」、「バルーン・モーリー」などが多く流通しています。(原種が流通することはほとんどありません。)
IUCNのレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
セイルフィン・モーリーを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
セイルフィン・モーリーを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
セイルフィン・モーリーと東山動物園
東山動物園では世界のメダカ館にてセイルフィン・モーリーを展示しています。
東山動物園では複数のセイルフィン・モーリーが展示されており、オスがメスを追いかける姿を見ることができました。(メスは逃げていましたが…)
特徴にもなっている背鰭を広げる事も多かったです。
世界のメダカ館では多くのカダヤシ目が展示されており、100種類近くのカダヤシ目を展示しています。
セイルフィン・モーリーを展示している施設の一覧
セイルフィン・モーリーを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
さいたま水族館 | 東山動物園 |
セイルフィン・モーリーを展示している施設は少ないです。
ここまで
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