スリコギモーリーはメキシコやグアテマラに生息している魚ですが、「顎歯がすりこぎ形をしていること」 からスリコギモーリーという和名が付けられています。
10年以上前から鹿児島県の温泉排水が流入する河川で定着していることが確認されています。
スリコギモーリーについて!
スリコギモーリーは体長10cm程度にまで成長するカダヤシ目カダヤシ科グッピー属の魚です。
スリコギモーリーは体格の良いカダヤシのような見た目をしていますが、個体によっては色が出ている個体もいるようです。(上の個体は背鰭に薄い模様がありました。)
地域差により色彩・模様の変化があるようです。
和名 | スリコギモーリー |
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学名 | Poecilia mexicana |
英名 | shortfin molly |
目 | カダヤシ目(Cyprinodontiformes) |
科 | カダヤシ科(Poeciliidae) |
属 | グッピー属(Poecilia) |
分布 |
メキシコ~グアテマラ |
生息環境 | 淡水、汽水、洞窟 |
スリコギモーリーはメキシコとグアテマラの淡水・汽水域に生息しています。
洞窟から見つかった個体群もいます。
約1ヵ月の妊娠期間を経て30~80匹の稚魚を出産します。
鹿児島県の温泉水が流入する河川で定着している事が確認されているようです。
スリコギモーリーを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
スリコギモーリーを展示しているJAZA加入の施設は東山動物園のみとなっています。
スリコギモーリーと東山動物園
東山動物園では世界のメダカ館にてスリコギモーリーを展示しています。
東山動物園では複数のスリコギモーリーが展示されており、展示されているのは上のように地味な見た目をしたタイプのようです。
世界のメダカ館では世界中のメダカを展示していますが、世界中のカダヤシ目が展示されており、国内でほとんど流通しないようなマイナーな種類も多く展示されています。
ここまで
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