シザーステールラスボラはハサミのような鰭を持つラスボラという意味の魚で、観賞魚として流通しています。
シザーステールラスボラについて!
シザーステールラスボラは13cm程度にまで成長するコイ目コイ科ラスボラ属の魚です。
シザーステールラスボラの飼育情報では体長を5cm程度としているため、飼育下では大きくならないのかもしれません。
シザーステールラスボラは尾鰭の上端下端の模様が特徴の魚で、外側から白黒黄色の順になっています。(尾鰭は大きく二股に分かれており、名前の由来にもなっています。)
また、体の中央に黒色の縦帯が入っていますが、個体によって長さ・色の濃度が異なるようです。
小さな個体は透明感のある体をしています。
メスの個体はオスの個体よりもお腹が大きくなります。
和名 | シザーステールラスボラ |
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学名 | Rasbora trilineata |
英名 | Scissor-tailed Rasbora |
目 | コイ目(Cypriniformes) |
科 | コイ科(Cyprinidae) |
属 | ラスボラ属(Rasbora) |
分布 |
マレー半島、インドネシア |
生息環境 |
河川、湖沼 |
シザーステールラスボラはチャオプラヤ川流域、メコン川流域、マレー半島、ボルネオ島西部、スマトラ島、カリマンタン島に生息しています。
流れがゆったりとしている場所で多く見られるようです。
シザーステールラスボラは「ハサミの鰭のラスボラ」という意味で、尾鰭がハサミを動かしているように見えることが由来になっています。
観賞魚として流通しており、安価です。
他のラスボラは基本的にゆったりとしているのに対して、やや活発的に泳ぎます。
餌は何でも良く食べ、適応水温は25℃~27℃となっています。
シザーステールラスボラを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
シザーステールラスボラを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所となっています。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
シザーステールラスボラと板橋区熱帯環境
JAZA加入の施設ではありませんが、東京都の板橋区熱帯環境館でシザーステールラスボラを展示しています。
板橋区熱帯環境館は温室の他にミニ水族館を併設した板橋区立の施設で、植物と魚を同時に楽しめる施設となっています。(ミニ水族館とは言ったものの展示種類は豊富で100種類を超えています。)
板橋区熱帯環境館のミニ水族館ではシザーステールラスボラを含む多くの種類のラスボラを展示しています。
他の水族館ではほとんど見られないようなマイナーなラスボラも展示されているので、是非観察してみてください。
シザーステールラスボラを展示している水族館の一覧
シザーステールラスボラを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所となっています。
すみだ水族館 | NIFREL |
観賞魚としての流通はそこそこあるのですが、展示施設は少ないです。
JAZA加入の施設以外では東京都の板橋区熱帯環境館で展示されているのを確認しました。(2020年8月)
ここまで
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