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水族館魚図鑑-ウシモツゴ(Pseudorasbora pugnax)

ウシモツゴは昔から見つかっていた種類ですが、シナイモツゴの亜種とされていたため、学名記載されたのは2015年と最近です。

生息域が狭く、限られた都道府県でしか見られないので絶滅が危惧されています。

 

 

ウシモツゴについて!

ウシモツゴは体長6cmまで成長するコイ目コイ科モツゴ属の魚です。(オスの方が大型になるようです。)

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ウシモツゴはフナのような体色をしており、うっすらと暗色の縦帯があります。

長い間亜種とされていたシナイモツゴとよく似ていますが、シナイモツゴよりも頭部が大きいなどの違いがあります。

食性は雑食でプランクトンや水生昆虫、藻類等を捕食しています。

 

和名 ウシモツゴ
学名 Pseudorasbora pugnax
英名  
コイ目(Cypriniformes)
コイ科(Cyprinidae)
モツゴ属(Pseudorasbora)
分布

日本固有種

生息環境 河川

ウシモツゴは愛知県、岐阜県、三重県の伊勢湾流入河川にのみ生息しています。

本種は見つかってから長い期間、シナイモツゴの亜種とされていました。

種小名の「pugnax」はラテン語で「好戦的な、攻撃的な」という意味になります。(方言名で「けんかもろこ」というのもあります。)

3~7月に産卵し、石(レンガのような平面のもの)の下に好んで産卵することが分かっています。

開発による生息環境の破壊や外来種等に捕食され生息数は減少しており、環境省のレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。

ウシモツゴを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ウシモツゴを展示しているJAZA加入の施設は4ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

ウシモツゴと東山動物園

東山動物園では世界のメダカ館にてウシモツゴを展示しています。

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ウシモツゴは名古屋市周辺で最も絶滅が危惧されている魚として紹介されています。

東山動物園の世界のメダカ館ではメダカの仲間だけではなく、ウシモツゴのような日本淡水魚や世界中のカダヤシを展示しています。

ウシモツゴと志摩マリンランド

志摩マリンランドでは淡水魚・気性魚コーナーにてウシモツゴを展示しています。

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東山動物園に比べるとややうす暗い水槽で展示されていました。

このエリアでは希少な日本淡水魚や多くの場所で見られる普通種まで展示しており、様々なメダカの品種改良種を展示しているような水槽もありました。

ウシモツゴを展示している施設の一覧

ウシモツゴを展示しているJAZA加入の施設は4ヵ所です。

東山動物園 碧南水族館 琵琶湖博物館
鳥羽水族館    

ウシモツゴは生息地が限られており、展示している施設は少ないです。 

シナイモツゴはJAZA加入の施設のうち、10ヵ所で展示されています。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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