オデッサバルブは濃い赤色のラインが特徴的なコイの仲間でミャンマーに生息しています。(昔は品種改良種だと思われていたくらい鮮やかな発色です)
少ないですが、観賞魚として流通することがあります。
オデッサバルブについて!
オデッサバルブは6cm程度にまで成長するコイ目コイ科ペティア属の魚です。
オデッサバルブは目から尾鰭までもある濃い赤色をした縦帯が特徴です。
背鰭と尻鰭は薄い黄色に黒色の斑点、胸鰭は青っぽくなります。
あまりに鮮やかな色をしていることから、観賞魚として品種改良された品種と考えられていましたが、原種が見つかって品種改良ではないことが分かりました。
オスの方が鮮やかな色をしており、メスは地味な色をしています。
ウクライナのオデッサの愛好家の間で最初に登場したことから、オデッサバルブという名前がついたと言われています。
和名 | オデッサバルブ |
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学名 | Pethia padamya |
英名 | Odessa Barb |
目 | コイ目(Cypriniformes) |
科 | コイ科(Cyprinidae) |
属 | ペディア属(Pethia) |
分布 |
チンドウィン川(ミャンマー) |
生息環境 | 河川 |
ミャンマーのチンドウィン川流域に生息しています。
かなり標高の高い地域でも見られることから、20℃以下の低温にも強い魚です。
派手で美しい見た目から観賞魚として流通することがありますが、他の小型のコイの仲間に比べるとやや高価で流通量は少ないです。
飼育する際は群れで飼育しないと他の魚に対して攻撃的になる面があるようです。
生息地から低温に強く、pHの適応範囲も幅広いので飼育しやすい魚とされています。
繁殖難易度も低めで、ウィローモス等を植えておくとばら撒くように産卵します。(産卵後は親魚を隔離しないと自分で食べてしまいます。)
オデッサバルブを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
オデッサバルブを展示しているJAZA加入の施設は記載がありませんでした。
JAZA加入の施設ではありませんが、板橋区熱帯環境館にて展示されているのを確認しました。(2020年8月時点)
オデッサバルブと板橋区熱帯環境館
JAZA加入の施設ではありませんが、板橋区熱帯環境館のミニ水族館でオデッサバルブを展示しています。
板橋区熱帯環境館は名前の通り一年中植物を観察することができる温室がメインの施設ですが、併設されているミニ水族館でも様々な種類の魚を見ることができます。
独自路線で珍しい東南アジアの魚が多く展示されているため、興味がある方は是非訪れ見てください。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。