ジャイアントダニオは西部インド~スリランカ、ネパールなどで見られます。
普通のゼブラ・ダニオと比べると倍くらいの体長に成長するため、品種改良種かと思われがちですが、品種改良種ではありません。
大型に成長するDevario属をまとめてジャイアントダニオと呼んでいます。(ゼブラダニオ(学名:Danio rerio)とは属レベルで違います)
ジャイアントダニオについて!
ジャイアントダニオは最大10cmに成長するコイ目コイ科ダニオ属の魚です。
上の写真は 学名:Devario malabaricus です。(国内では足立区生物園でのみ展示)
体色は飼育環境によって異なりますが、青系の色や薄橙、黄色などの複雑な模様が出てきます。
背鰭の形がゼブラ・ダニオとは異なり三角形になっています。
ゼブラダニオと比べて身体の大きさが大きいため、大型の水槽でも存在感がある魚です。
食性は肉食性で水面に落ちた昆虫や水生生物、小型の甲殻類を捕食しているようです。
産卵は1度に300個程度の卵を植物に産卵し、メスはオスよりも腹部が膨らむので外見で見分けることができるようです。
和名 | ジャイアントダニオ |
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学名 | Devario malabaricus |
英名 | Malabar danio |
目 | コイ目(Cypriniformes) |
科 | コイ科(Cyprinidae) |
属 | デバリオ属(Devario) |
分布 |
インド西部~インドシナ |
生息環境 | 河川 |
ジャイアントダニオは西部インド~インドシナに生息していますが、ジャイアントダニオが総称なので、正確な生息地は種類ごとに異なります。
流線形の体型で遊泳力が高いため、流れの早い河川にて群れを作っている姿が見られます。
観賞魚として流通することもありますが、ジャイアントダニオは大型に成長し性格がやや攻撃的ということもあり、小型のゼブラ・ダニオの方が人気が高いようです。
ゼブラ・ダニオは安価、丈夫で綺麗な観賞魚として人気の高い種類で、品種改良種も存在します。(ジャイアントダニオも丈夫で飼育しやすいようです。)
ジャイアントダニオを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ジャイアントダニオ(2種)を展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所となります。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ジャイアントダニオと足立区生物園
足立区生物園では観察展示室にてジャイアントダニオを展示しています。
足立区生物園のジャイアントダニオを展示している水槽の地上部ではインドシナウォータードラゴンやカロリナハコガメなどの爬虫類も展示されています。(こっちがメインの展示物です)
その水槽の水が張っている場所にジャイアントダニオが展示されていますが、しゃがみこんで観察しないと見れないですが、是非観察してみてください。
インドシナウォータードラゴンは緑色の愛嬌のある可愛いトカゲなので、こちらも是非見てみてください。(右の方に見える水の中にジャイアントダニオがいます)
ジャイアントダニオを展示している水族館の一覧
ジャイアントダニオを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所になります。
Devario malabaricus を展示しているJAZA加入の施設
足立区生物園 |
Devario aequipinnatusを展示しているJAZA加入の施設
すみだ水族館 |
アクア・トトぎふ |
ジャイアントダニオはゼブラ・ダニオに見た目が似ていますが、大きさが全く違うので簡単に見つける事ができます。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。