ドイツゴイはラインゴイ、カガミゴイ、カワゴイなどの鱗が一部しかないコイの品種の総称です。
1904年に初めてのドイツゴイがドイツから輸入された際は食用としてでしたが、定着はせず観賞魚やニシキゴイの品種改良に用いられています。(初めての個体がドイツから輸入されたためドイツゴイと呼ばれています。)
ドイツゴイについて!
ドイツゴイは最大1m以上に成長するコイ目コイ科コイ属の魚です。
ドイツゴイは上の写真のように鱗がほとんどないのが特徴です。
日本で見られるコイと比べると体高が高く、成鳥が早いです。
ドイツゴイは食用として利用することを目的に品種改良されているため、調理がしやすいように鱗が少ない品種となっています。
日本には1904年に稚魚で輸入しましたが、食用としては定着しませんでした。(食用としては定着しませんでしたが、ニシキゴイとの品種改良・観賞魚として流通しています。)
正面の見た目はほとんどコイと同じです。
ドイツゴイは背鰭と尾柄部に鱗があるカガミゴイ、ほとんど鱗がないカワゴイ、側面に沿って1列、背鰭の基部に鱗があるラインゴイなどの総称です。(一番上の写真のような個体がカワゴイと呼ばれるようです。)
ドイツゴイはどの種類も日本のコイに比べると鱗が少ないので野外での生存率が低いです。
和名 | ドイツゴイ/カガミゴイ |
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学名 | Cyprinus carpio var. 4 |
英名 | Mirror carp |
目 | コイ目(Cypriniformes) |
科 | コイ科(Cyprinidae) |
属 | コイ属(Cyprininae) |
分布 | |
生息環境 |
ドイツゴイはコイを品種改良したもので、目的は食用でした。
食用として利用することが目的の品種なため成長が早く、日本の食用品種と掛け合わされることもあるようです。(海外では鱗がないドイツゴイは調理が楽で人気のようです)
英名では「Mirror carp」と呼ばれています。
ドイツゴイを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ドイツゴイはJAZA加入の施設のうち4ヵ所で展示されています。
展示している施設の一覧は一番下に記載しています。
ドイツゴイと しながわ水族館
しながわ水族館では東京湾に注ぐ川エリアの一番大きな水槽にて展示しています。
この水槽では複数のドイツゴイが展示されており、鱗が無くツルツルした表面を見ることができます。
関東では しながわ水族館でしか展示されていません。
同じ水槽で普通のコイやニシキゴイも展示しているので、是非鱗を見比べてみてください。
ドイツゴイを展示している施設一覧
ドイツゴイはJAZA加入の施設のうち4ヵ所で展示されています。
しながわ水族館 | 鳥羽水族館 | 姫路水族館 |
おさかな館 |
展示している施設は少ないので、観察する機会があれば是非観察してみてください。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。