エバーシメダカは標高1,000m付近の池に生息しており、2012年に記載されたばかりの種類です。
メスが孵化するまでお尻に卵を付けて保護します。
エバーシメダカについて!
エバーシメダカは体長4cm近くまで成長するダツ目メダカ科メダカ属の魚です。
エバーシメダカはオスとメスで見た目が異なり、オスの個体は求愛行動時に全身が黒色になり、体側に薄い縞模様があります。
メスは日本で見られるメダカのような体色をしており、吻はやや突き出ています。
メスは上のようにお尻に卵を付けたまま、腹鰭を使って外敵を追い払うことで卵を保護します。
エバーシメダカは卵が孵化するまで、お尻で卵を付けたままで過ごします。
和名 | エバーシメダカ |
---|---|
学名 | oryzias eversi |
英名 | |
目 | ダツ目(Beloniformes) |
科 | メダカ科(Adrianichthyidae) |
属 | メダカ属(Oryzias) |
分布 |
スラウェシ島 タナトラジャ |
生息環境 | 池 |
エバーシメダカはスラウェシ島(旧セレベス島)のタナトラジャに生息しています。
エバーシメダカは標高1,000付近にある、小さな池の中に生息しており、水村は21℃前後とメダカの中で最も冷たい水温で生活する種類と言われています。
日本のメダカのように、卵を水草等に付着させることはせず、お尻にくっつけたまま孵化まで世話をします。
IUCNのレッドリストでは近危急種に指定されています。
エバーシメダカを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年12月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
エバーシメダカを展示しているJAZA加入の施設は東山動物園のみとなっています。
エバーシメダカと東山動物園
東山動物園では世界のメダカ館にてエバーシメダカを展示しています。
世界のメダカ館で展示されている個体には、上のように多くの卵を付けた個体も多くいました。
東山動物園の世界のメダカ館では世界中のメダカを集めて展示しており、メダカの他にカダヤシも非常に多くの種類が展示されています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。