インドアカタチはインドと名前が付いていますが、インドだけではなく国内でも見ることができる魚です。(インドアカタチの他にインドカエルウオやインドヒメジも国内で見られます。)
インドアカタチについて!
インドアカタチは最大35cm程度にまで成長するスズキ目アカタチ科アカタチ属の魚です。
インドアカタチは赤色の体色をしており、背鰭の前半部に1つの白色で縁取られた黒点があります。
胸鰭付近は白色になります。
体は細いですが、鰭が大きく発達しています。
インドアカタチは自然界では砂底に穴を掘って危険を感じると穴に逃げ込みます。
同じアカタチ科のイッテンアカタチと似ていますが、インドアカタチの体高がやや高いこと、背鰭の柔条数の違い(軟条数が96以下の場合はインドアカタチ)によって見分けることができます。
食性は肉食で甲殻類や多毛類を捕食しています。
和名 | インドアカタチ |
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学名 | Acanthocepola indica |
英名 | |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | アカタチ科(Cepolidae) |
属 | アカタチ属(Acanthocepola) |
分布 |
インド洋~西部太平洋 |
生息環境 | 砂底 |
インドアカタチは島根県隠岐、相模湾~土佐湾、東シナ海大陸棚、中国南シナ海沿岸、インド、南アメリカ南部沿岸に生息しています。
水深20~300mの泥底に生息しています。
インドアカタチは漁獲量が少なく一般に流通することはありませんが、味は良く天ぷらや練り製品の原料として利用されることがあります。
インドアカタチを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
インドアカタチを展示しているJAZA加入の施設は志摩マリンランドのみとなっています。
インドアカタチ以外のアカタチ科としてはイッテンアカタチ(三津シーパラダイス)、スミツキアカタチ(上越水族博物館)がそれぞれ1施設で展示されています。
インドアカタチと志摩マリンランド
志摩マリンランドでは飼育員のイチオシ水槽エリアにてインドアカタチを展示しています。(2020年10月時点)
時間が経過すると展示位置が変わると思われます。
展示されている個体は非常に警戒心が強く、人が水槽の前まで行くと巣穴に引っ込んで出てこなくなってしまいました。
展示開始されたのが2020年8月で私が訪れたのが10月だったのでまた環境に慣れていないのかもしれません。
時間が経過すると巣穴から出てくるので遠くから見ると観察することができます。
ここまで
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