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水族館魚図鑑-アムールチョウザメ(Acipenser schrenckii)

アムールチョウザメはアムール川流域に生息しているチョウザメの仲間で、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IA類とされています。

英名で「Japanese sturgeon」と呼ばれる事がありますが、日本では見られません。

 

 

アムールチョウザメについて!

アムールチョウザメは体長3m以上に成長するチョウザメ目チョウザメ科チョウザメ属の魚です。

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アムールチョウザメは茶褐色の体色をしており、腹側は白色になっています。 

吻先が太く突き出た形状をしており、吻の下側には4本のヒゲが付いています。

 

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体側の中央付近に白色の硬鱗が並んでおり、この鱗の形が蝶のように見える事がチョウザメの名前の由来となっています。(アムールチョウザメの硬鱗はあまり蝶には見えませんが…)

体側に31~47枚、背側に11~15枚の硬鱗があります。

 

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アムールチョウザメは下側に口が付いており、底部にいる獲物を吸い込むようにして捕食しています。

食性は肉食で軟体動物や魚類等を捕食しています。

 

和名 アムールチョウザメ
学名 Acipenser schrenckii
英名 Japanese sturgeon,Amur sturgeon
チョウザメ目(Acipenseriformes)
チョウザメ科(Acipenseridae)
チョウザメ属(Acipenser)
分布 アムール川流域、
生息環境 河川、外洋

アムールチョウザメはアムール川流域(中国、ロシア)と日本海?(不明)に生息しています。

英名では「Japanese sturgeon」と呼ばれていますが、日本での生息は確認されていません。(日本海での生息に可能性があり?)

数が少ない魚で、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。

保護の観点から国際貿易が制限されています。

アムールチョウザメを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

アムールチョウザメを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

アムールチョウザメと千歳水族館

千歳水族館ではサーモンエリアの大水槽にてアムールチョウザメを展示しています。

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千歳水族館では上の館内で最も大きな水槽でアムールチョウザメを展示しています。

この水槽ではアムールチョウザメの他にシロチョウザメ、ベステル、ロシアチョウザメ、バイカルチョウザメ、イトウ、マスノスケ、ブラウントラウト、サクラマス等が展示されています。

巨大な水槽の中でチョウザメとサケの仲間が展示されており、非常に迫力のある水槽となっています。

アムールチョウザメを展示している施設の一覧

アムールチョウザメを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。

小樽水族館 千歳水族館 福島海洋科学館
琵琶湖博物館 しまね海洋館  

日本で展示されているチョウザメの中では展示施設が多い種類です。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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