広告 水族館甲殻類図鑑 水族館甲殻類図鑑-十脚(エビ)目

水族館甲殻類図鑑-スザクサラサエビ(Rhynchocinetes durbanensis)

スザクサラサエビは赤色の体色に白色のライン入ったサラサエビの仲間で、観賞魚として流通しています。

アクアリウムショップでは一般的に「キャメルシュリンプ」という名称で流通しています。

 

 

スザクサラサエビについて!

スザクサラサエビは体長4cm程度にまで成長する十脚目サラサエビ科サラサエビ属のエビの仲間です。

f:id:itsuwalove777:20210128014009j:plain

スザクサラサエビは赤褐色や紅色の体色をしており、体には複雑な白色のラインや斑点があります。

歩脚・鋏脚は赤色で、白色のラインが入っています。

 

f:id:itsuwalove777:20210128013921j:plain

スザクサラサエビは観賞魚としても人気の種類で、背中の部分がラクダのように盛り上がっている事から「キャメルシュリンプ」という名称で流通しています。

暗い場所を好み、上のようにサンゴの下側や岩影に群れで生活しています。

 

和名 スザクサラサエビ
学名 Rhynchocinetes durbanensis
英名 hingebeak prawn
十脚目(Decapoda)
サラサエビ科(Rhynchocinetidae)
サラサエビ属(Rhynchocinetes)
分布

インド洋~西部太平洋

生息環境 サンゴ礁、岩礁

スザクサラサエビはインド洋~太平洋に生息しており、国内では琉球列島以南で見られます。

房総半島以南で見られるサラサエビと比べると南方で見られる種類です。

大きな魚をクリーニングする事があると言われており、指を近づけるとクリーニングしてくれる事もあるようです。

美しい見た目から観賞用に飼育される事があり、輸入された個体が流通しています。

飼育難易度は易しいですが、他のエビと同じように急激な水質の変化には弱いです。

スザクサラサエビを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

スザクサラサエビを展示しているJAZA加入の施設は11ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

スザクサラサエビと東海大海洋博物館

東海大海洋博物館では「きらきら☆ラグーン」エリアにてスザクサラサエビを展示しています。

f:id:itsuwalove777:20210207031655j:plain

東海大海洋博物館では上のような水槽でスザクサラサエビを展示しており、ナマコの中でも最大種の1つだと言われているオオイカリナマコも一緒に展示されています。

この水槽ではスザクサラサエビの他に、チリメンヤッコ、インドヒメジ、アカネハナゴイ、ホシゴンベ、オオイカリナマコ、シマハギ、クダゴンベが展示されています。

水槽の中央部に小さなトンネルのような部分があり、そこから観察することもできます。

スザクサラサエビと志摩マリンランド

志摩マリンランドではサンゴ礁の魚エリアにてスザクサラサエビを展示しています。

f:id:itsuwalove777:20210128013940j:plain

志摩マリンランドでは上のようにシャコガイが展示されている水槽の中でスザクサラサエビを展示しています。(展示パネルにはキャメルシュリンプと記載されています。)

この水槽ではヒレシャコガイ、ヒメジャコガイが展示されており、近くでは真珠に関する展示や資料もありました。

スザクサラサエビを展示している施設の一覧

スザクサラサエビを展示しているJAZA加入の施設は11ヵ所です。

福島海洋科学館 すみだ水族館 上越水族博物館
富士水族館 東海大海洋博物館 南知多ビーチランド
志摩マリンランド 須磨水族園 城崎マリンワールド
大分マリーンパレス 美ら海水族館  

サラサエビの中では最も多くの施設で展示されている種類となっています。(2番目はサラサエビで6施設) 

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

-水族館甲殻類図鑑, 水族館甲殻類図鑑-十脚(エビ)目