ホッカイエビは食用として利用されており、「ホッカイシマエビ」または「シマエビ」という名称で流通しています。
日本では主に北海道で漁獲されています。
ホッカイエビについて!
ホッカイエビは体長12cm程度にまで成長する十脚目タラバエビ科タラバエビ属のエビです。
ホッカイエビは緑がかった褐色の体色をしており、 体側に暗色の縦帯が数本入っています。
縦縞の模様は生息環境である藻場の保護色となっているようです。
オス⇒メスへと性転換し、約10cm程度でメスに性転換します。(食用として利用されているのはほとんどがメスです。)
和名 | ホッカイエビ |
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学名 | Pandalus latirostris |
英名 | Hokkai shrimp |
目 | 十脚目(Decapoda) |
科 | タラバエビ科(Pandalidae) |
属 | タラバエビ属(Pandalus) |
分布 | 北太平洋、ベーリング海 |
生息環境 | 河川、外洋 |
ホッカイエビは北日本、オホーツク海沿岸に生息しています。
水深100m以上の深場で見られる種類が多いタラバエビ属にしては珍しく、水深数mの藻場に生息しています。
国内では主に北海道で水揚げされており、かご漁業、打瀬網漁業、底引き網などで漁獲されています。
食用として利用されており、漁獲されてすぐ塩ゆでにされます。
高値で取引されており、生息数が減少した地域もあり、小さな個体を漁獲しない・漁の期間を定めるなどして資源の管理を行っています。
ホッカイエビを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ホッカイエビを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ホッカイエビと小樽水族館
小樽水族館では本館内2Fの北海道の海ゾーンにてホッカイエビを展示しています。
小樽水族館では上のような藻場を再現したような水槽でホッカイエビを展示しており、藻に隠れるようにして歩くホッカイエビを見ることができます。
この水槽ではホッカイエビの他にイソバテング、ナガガジ、ムロランギンポが展示されていました。
ホッカイエビと市立室蘭水族館
市立室蘭水族館では本館内にてホッカイエビを展示しています。
市立室蘭水族館では上のような明るい水槽でホッカイエビを展示しており、地面を歩いたり岩礁にしがみついている個体を見る事ができます。(小樽水族館よりも近くで見ることができました。)
この水槽ではホッカイエビの他にマナマコ、エゾイソンチャク、ウスメバルが展示されていました。
ホッカイエビを展示している施設の一覧
ホッカイエビを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所となっています。
小樽水族館 | 福島海洋科学館 |
JAZA加入の施設ではありませんが、市立室蘭水族館(北海道)でも展示されていました。(2020年9月時点)
ここまで
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