広告 水族館甲殻類図鑑 水族館甲殻類図鑑-十脚(エビ)目

水族館甲殻類図鑑-スジエビ(Palaemon paucidens)

スジエビは体側に入っている黒色の縞模様が名前の由来となっているエビの仲間です。

日本に生息しているスジエビの仲間の中では珍しく淡水に生息している種類です。

 

 

スジエビについて!

スジエビは体長5cm程度にまで成長する十脚目テナガエビ科スジエビ属のエビです。

メスの方がオスよりも大型に成長します。

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スジエビは半透明な体色をしており、体側には縞模様があります。(これが和名の由来となっています。)

生きている間は上のように内臓が見えている状態ですが、死んだ後は白っぽくなります。

食性は動物食の強い雑食で、甲殻類、昆虫、藻類などを捕食しています。

同じような環境で見られるヌマエビと間違え、メダカなどと一緒に飼育するとメダカを食べてしまう事があります。

 

和名 スジエビ
学名 Palaemon paucidens
英名 Lake prawn
十脚目(Decapoda)
テナガエビ科(Palaemonidae)
スジエビ属(Palaemon)
分布 日本、サハリン、シベリア等
生息環境 湖沼、汽水

スジエビは日本、サハリン、南東シベリアなどに生息しており、国内で見られるスジエビ属の中で唯一淡水に生息しています。

食用や釣り餌として利用されており、唐揚げや佃煮などで調理されます。

関西ではスジエビを撒餌にしてスズキなどを狙う「エビ撒き釣り」という釣法がありますが、値段の高いスジエビを撒き餌として利用するので非常にコストのかかる釣りです。(スズキの他にクロダイやメバルなど様々な魚を狙うことができます。)

釣り餌として利用されている事もあり、本来は生息していない環境でも見られる事があります。

スジエビを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年1月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

スジエビを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

スジエビと東山動物園

東山動物園では世界のメダカ館にてスジエビを展示しています。

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東山動物園では小さな水槽の中でスジエビを展示しています。

スジエビを単独で展示している施設は珍しく、ゆっくり観察することができます。

スジエビを展示している施設の一覧

スジエビを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所です。

千歳水族館 男鹿水族館 加茂水族館
福島海洋科学館 いなわしろカワセミ館 井の頭文化園
なかがわ水遊園 さいたま水族館 葛西臨海水族園
いしかわ動物園 東山動物園 新潟市水族館
上越水族博物館 寺泊水族博物館 名古屋港水族館
琵琶湖博物館 鳥羽水族館 須磨水族園
熊本市動植物園    

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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