モクズショイは体に藻やカイメンなどを付着させるカニの仲間で、体に藻屑を付ける事が和名の由来になっています。
ユニークな見た目から観賞用に飼育されることもあります。
モクズショイについて!
モクズショイは甲幅が4cm程度にまで成長する十脚目クモガニ科モズクショイ属のカニです。
モクズショイは漢字で「藻屑背負」と書かれるように、体に藻などを付けて擬態しているカニです。
体全体がカギ状に曲がった毛で覆われているカニで、カギ状になっている事でカイメンや海藻、藻などを付着させやすくしています。
甲羅には藻の他にカイメンや海藻を付ける場合もあります。
和名 | モクズショイ |
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学名 | Camposcia retusa |
英名 | Spider decorator crab |
目 | 十脚目(Decapoda) |
科 | クモガニ科(Majidae) |
属 | モクズガニ属(Camposcia) |
分布 |
インド洋~西部太平洋 |
生息環境 |
サンゴ礁、岩礁 |
モクズショイはインド洋~西部太平洋に生息しており、国内では房総半島以南で見られます。
水深数m~200m付近の岩礁やサンゴ礁で見られます。
モクズショイは変わった生態から観賞用に流通することも多いです。
モクズショイを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年10月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
モクズショイを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
モクズショイと小樽水族館
小樽水族館では海のパノラマ回遊水槽の近くでモクズショイを展示しています。
小樽水族館ではシオマネキの仲間が展示されている水槽でモクズショイを展示しており、上から覗くような観察方法になります。
モクズショイの近くではハクセンシオマネキ、ベニシオマネキ、ヤエヤマシオマネキ、ミナミコメツキガニなどの小型のカニが展示されています。
モクズショイを展示している施設の一覧
モクズショイを展示しているJAZA加入の施設は19ヵ所です。
サンピアザ水族館 | 登別ニクス | 福島海洋科学館 |
葛西臨海水族園 | 上越水族博物館 | 三津シーパラダイス |
鳥羽水族館 | 志摩マリンランド | 串本海中公園 |
NIFREL | 須磨水族園 | 姫路水族館 |
しまね海洋館 | 桂浜水族館 | 足摺海洋館 |
ペンギン水族館 | 大分マリーンパレス | かごしま水族館 |
美ら海水族館 |
JAZAには記載されていませんが、小樽水族館にて展示されていました。(2020年9月時点)
ここまで
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