アカミミコンゴウインコはボリビア中部固有種で、生息環境の破壊や害鳥として駆除・ペット用に捕獲された事により生息数は激減しています。
JAZA加入の施設のうち、千葉動物公園でのみ展示されています。
アカミミコンゴウインコについて!
アカミミコンゴウインコは体長60cm程度にまで成長するオウム目インコ科コンゴウインコ属の鳥です。
アカミミコンゴウインコは体の大半が黄緑色をしており、頭部の頂部と肩は赤みがかった橙色、尾羽の先端は青色をしています。
頬は橙色をしており、風切羽の下側は黄色になります。
嘴は太短く、黒灰褐色をしています。
目の周辺には羽が無く、皮膚が露出しています。
食性は草食で果実、ナッツ類などの種子、サボテンなどを食べています。
和名 | アカミミコンゴウインコ |
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学名 | Ara rubrogenys |
英名 | Red-cheeked macaw |
目 | オウム目(Psittaciformes) |
科 | インコ科(Psittacidae) |
属 | コンゴウインコ属(Ara) |
分布 | ボリビア中部 |
生息環境 | 落葉樹林、藪地など |
アカミミコンゴウインコはボリビア中部の限られた地域にのみ分布しています。
標高1,000~3,000mまでの落葉樹林、藪地などに生息しており、大規模な群れを作る場合もあります。
分布域が狭く、生息環境の破壊、ペット用の捕獲、ナッツ類を食害する事から駆除された事から生息数は激減しています。
IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。
現在ではワシントン条約付属書IIに掲載されており、ボリビアでは法的に保護の対象とされています。
2007年時点では野生個体の生息数は1,000羽以下だと考えられています。
アカミミコンゴウインコを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アカミミコンゴウインコを展示しているJAZA加入の施設は千葉動物公園のみとなっています。
アカミミコンゴウインコと千葉動物公園
千葉動物公園では動物科学館にてアカミミコンゴウインコを展示しています。
動物科学館内のバードホールと呼ばれている熱帯雨林を再現したバードウォッチングを行える場所でアカミミコンゴウインコを展示しており、非常に広いスペースで展示されているので見つけるのが大変ですが、カラフルな鳥達が自然に近い形で展示されています。
千葉動物公園はJAZA加入の施設の中では唯一、アカミミコンゴウインコを展示している施設となっています。
ここではアカミミコンゴウインコの他にコウライウグイス、カンムリバト、オニオオハシ、ホウホウジャク、ツキノワテリムク、キンムネオナガテリムク、ホオジロオナガガモ、コウラウンが展示されています。
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