サンショクキムネオオハシはオニオオハシと同じように大きな嘴を持つオニハシの仲間で、嘴がカラフルなのが特徴です。
ユニークな見た目をした鳥ですが、展示している施設は少なく、JAZA加入の施設では札幌円山動物園、大森山動物園の2施設でのみ飼育されています。
サンショクキムネオオハシについて!
サンショクキムネオオハシは全長55cm程度にまで成長するキツツキ目オオハシ科オオハシ属の鳥です。
サンショクキムネオオハシは胸よりも下は黒色の羽毛に覆われ、首と胸はクリーム色や黄緑色をしています。
体の大きさに対して巨大な嘴を持ち、水色、黄緑、橙色、赤色など複数の色を持つカラフルです。(色彩は個体により若干の差異があります。)
食性は植物食傾向の強い雑食で果実や種子を主食とし、昆虫、爬虫類などを捕食しています。
和名 | サンショクキムネオオハシ |
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学名 | Ramphastos sulfuratus |
英名 | Keel-billed Toucan |
目 | キツツキ目(Piciformes) |
科 | オオハシ科(Ramphastidae) |
属 | オオハシ属(Ramphastos) |
分布 | 中米~南米北部 |
生息環境 | 熱帯雨林 |
サンショクキムネオオハシはメキシコ南部からベネズエラ・コロンビアに分布しています。
標高1,900m以下の熱帯雨林等に生息しており、樹木の洞を寝床としています。
群れを作る鳥で、単独で行動する事はほとんどありません。(6~12羽の小さな群れを作る事が多いです。)
木の洞の中に一度に1~4個に産卵し、オスとメスで交代しながら世話をします。
サンショクキムネオオハシを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
サンショクキムネオオハシを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
サンショクキムネオオハシと札幌円山動物園
札幌円山動物園では熱帯鳥類館にてサンショクキムネオオハシを展示しています。
札幌円山動物園では上のようにケージ内でサンショクキムネオオハシを展示しており、上の方に止まり木があるのでやや観察しにくいです。
JAZAに加入している施設では札幌円山動物園以外に大森山動物園でしか見ることができません。
このエリアではサンショクキムネオオハシの他にオニオオハシ、ノドグロコウカンチョウ、セイキムクドリ、キュウカンチョウなどが展示されています。
サンショクキムネオオハシを展示している施設の一覧
サンショクキムネオオハシを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
円山動物園 | 大森山動物園 |
ここまで
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