オオアカゲラは日本に4亜種が分布しており、アカゲラよりも一回り大きいです。
日本中に分布している種類ですが、展示している動物園はほとんどありません。
オオアカゲラについて!
オオアカゲラは全長30cm近くまで成長するキツツキ目キツツキ科アカゲラ属の鳥です。
和名の通り、アカゲラよりも1周り大きくなります。
オオアカゲラは翼や尾羽は黒色をしており、胸部~尾羽基部までは白色の羽毛に覆われています。
オスは頭頂~後頭部にかけてが赤色になり、メスは赤色の模様はありませんが、幼鳥は性別に関係なく赤色の羽毛があります。
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— 五和@動物系ブログ運営中 (@BfngVpdKPA11in5) 2021年5月3日
同じアカゲラ属のアカゲラとよく似ていますが、オスの個体はオオアカゲラが頭頂~後頭部が赤色になるのに比べて、アカゲラは後頭部のみが赤色になるのが見分ける事ができます。
その他に翼の白色の模様にアカゲラは大きな逆「ハ」の模様がある事、オオアカゲラの腹部には黒色の斑点がある事などで見分けることができます。
食性は動物食傾向の強い雑食で昆虫を主食に果実や種子などを捕食しています。
和名 | オオアカゲラ |
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学名 | Dendrocopos leucotos |
英名 | White-backed Woodpecker |
目 | キツツキ目(Piciformes) |
科 | キツツキ科(Picidae) |
属 | アカゲラ属(Dendrocopos) |
分布 | ユーラシア大陸中緯度 |
生息環境 | 森林 |
オオアカゲラはユーラシア大陸の緯度50度付近を中心に幅広い地域に分布しています。
10亜種に分けられ、そのうち4亜種が日本に分布しています。
日本に分布しているのは以下の4亜種です。
・エゾオオアカゲラ(Dendrocopos leucotos subcirris)
分布地域:北海道
・オオアカゲラ(Dendrocopos leucotos stejnegeri)
分布地域:本州北部~中部
・オーストンオオアカゲラ(Dendrocopos leucotos owstoni)
分布地域:奄美大島
・ナミエオオアカゲラ(Dendrocopos leucotos namiyei)
分布地域:本州中部~南西部、九州、四国
単独やペアで生活しており、繁殖期になると縄張りを形成します。
大木に大きな穴を開け、1度に3~5個の卵を産卵します。
オーストンオオアカゲラは1971年に国の天然記念物に指定されています。
オオアカゲラを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
オオアカゲラを展示しているJAZA加入の施設は記載されていません。
旭山動物園で展示されているのを確認しました。(2020年9月時点)
オオアカゲラと旭山動物園
旭山動物園では北海道産動物舎にてオオアカゲラを展示しています。
ケース内を飛び回り活発に動いており、木を突く姿も見ることができました。(木だけではなくエサ皿も突いていました)
同じケージ内ではオオアカゲラの他にアカゲラ、シメ、キジバト、カワラバト、スズメ、ニュウナイスズメ、オシドリを展示しています。
ここまで
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